秋刀魚の味

宮良加工所

2011年10月29日 22:37

先日少し留守をして出かけてみると、郵便受けに自分の両親からの小包の不在通知が。
んんっ、やな予感。
自分の両親は、働き者で善良な、実に見習うべき人達ですが、こと子供や孫に食物を与えるor送ることに関してはいささか手加減知らずなところがありまして・・。
沖縄由来の人には珍しくないのかもしれませんが、カメカメオバーとカメカメオジーのステレオペア、とでも言いましょうか・・。

以前、石垣にマックが無い頃、マックが食べたいなー、みたいなことをチョロリと口走ったばかりに、その後親父が石垣に来た時、手荷物のボストンバックの中に10個以上マックの冷凍ハンバーガーが詰まっていたことがありました。(当時のマックは藤田商店の激安路線)


当然完食しました。ゲフッ!



嫁がコストコのピザって美味しいですよね、と呟いたのちは、里帰りの乗り継ぎ時に羽田空港でコストコのラージサイズ(アメリカンサイズでめちゃめちゃ大きい)のピザを渡され、預ける際に
空港の荷物検査の人「箱の中はなんですか?」
            嫁「あ・・ピザです・・」
という間抜けな会話をしたそうです。


もちろんこちらも完食しました。グッェ~ップ!



さらに、食べ物を郵送する際には彼等の頭にはチルド発送という概念は無く、常に常温というアナーキーぶり。冬も25度を越えることのある石垣で受け取った小包の中身が、母自慢のトンカツやアジのフライのタッパーだったりすると、もちろん有難いのですが、若干ヒヤリとするので、電話で「止めれー!」と言ってるのですが・・。


配達の人が戻った頃、局に取りに行って恐る恐る開けて見ると、娘へのおもちゃ・お菓子に混じって”要冷蔵”の真空パックが結構入ってましたが、あまり危険度の高いものは無かったのでホッとしました。生の秋刀魚が旬な時期にですょ、恐らく近所の激安スーパーで買った秋刀魚の甘露煮などを、安くはない送料をかけて息子に送ってくれる。それが自分の親なのです。

ちょっと泣けます。
いつまでも心配かけてるのかなあ、すみませんねえ、と声にはなかなか出せませんが心の中でコッソリ呟く、厄年(本厄)の息子であります。

父ちゃん、母ちゃん、心配かけてごめんね

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