網戸のサナギが蝶になった

宮良加工所

2011年12月31日 17:43

それは今月中旬頃のこと。べランダの網戸に何ぞ付いているのに気付き、近くで見てみると、それは

トゲトゲのついた、パンク野郎のような形状のサナギでした。
金色に輝くオオゴマダラのサナギに比べると、なんか悪役とか、バットマンとかな感じです。

調べてみると、南西諸島に多く生息するツマグロヒョウモンという名前がつく蝶のサナギであることがわかりました。幼虫の画像を見て、ああ、あんたらかい!と思いました。(嫌いな人が多そうなので写真はのせません)南西諸島というより、家の庭は一年のある時期、この幼虫だらけになります。バンナ公園で補虫網を振り回している、昆虫愛好家の方達に家の庭を開放したいくらいです。

幼虫はよく知ってますけど、サナギが堂々と網戸に出現したのは初めてなので、ちょっと楽しく見守っていました。初期のサナギの中は、ごく一部を残してドロドロの形状になると聞いたことがあります。クリームコロッケみないたイメージか?うーん奥深き昆虫の世界。その頃は結構寒かったので、ちゃんと孵化出来るかと心配しましたが

数日前のある日、ベランダのガラスを開けると網戸に蝶がへばりついており、ちゃんと孵化したのを確認。ここのところ少し暖かかったのが良かったのかもね。





あっという間の12月、サナギも蝶になり、はや大晦日。我が家では、こちらの家庭のようにオードブルや八重山そばではなく、兄弟が内地から送ってくれる生の日本そばで年越しが恒例です。

一応正月休みには入っていますが、お預かりした仕事は少しずつ加工させて頂いています。年内にこれは終えたい、というところまで目途がつき、少しホッとして年を終えることが出来ました。

今年一年、ブログを見て下さった方、宮良加工所をご利用頂いた方、どうも有難うございました。チョコチョコとしたミスが多いおっちょこちょいの自分ですが、本当にお客様に恵まれており、皆さん快く許して下さったことも、とても感謝しています。

皆さん、良いお年を。
今年、悲しい思いが残っている方。
来年は、その悲しみが、少しでも小さくなりますように。


2011年 大晦日  宮良加工所



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