くーがーし
ソーロン(旧盆)でしたね。
今年は、台風の影響で那覇からの船が遅れ、スーパーの売り場では
”♪ソーロンで~びる、そーろんで~びる♪”とノーテンキに響き渡る音楽と、カラッポの食品棚、チラシを信じてお盆用食材を買いに来た奥様たちの険しい表情がオーバークロスして何ともいえない緊迫感を呈していましたが、徐々にそれも緩和し、皆さん無事にお盆を迎えることができたのでは。
宮良加工所でもある自分の住まいには仏壇はありますが、トートーメ(位牌)はありません。嫡子である父が、2年前に内地に持っていきました。
自分は墓に迎えにいったご先祖に、直行便で内地に行ってもらいました~。(帰りはグソーまで直行便で)
ちなみに、内地と違って大きな仏壇は、備え付けの収納棚として、違和感無く役に立ってくれています。
お盆で違和感、とくればコチラ。
くーがーし、県民の皆さんにはお馴染みですが自分は初めて内地から来て目にした時、大陸的な極彩色とデカさ(20×25cm位)に驚きました。くーがーしやら南国果実やらさとうきびを飾ったワイルドだぜー、なお盆の仏壇飾りにびっくりするナイチャー嫁の方も多いのでは?
飽食の時代のお盆、お供えは飾り、と割り切るご家庭もあるようですが、ここでケチな自分からエコロジーでロハス?な提案です。浅草合羽橋辺りの業者さんに本物ソックリ!なくーがーしを作って貰って毎年使い回すんですよ!これでアリンコや賞味期限に悩まされることも無し!どうだいジョン良いだろう!?売れると思うけどなあ。(お菓子屋さんに暗殺されそうですが)
写真のくーがーしは、お客様でもある知り合いの方に頂きました。
ここ沖縄・八重山では、子供を連れて歩いていると、あまり親しみやすい風貌ではない自分も、お子さんに、としょっちゅういろんなものを頂きます。決して所得の豊かでは無いこの島で、初めて会う方でも、男性でもです。時間にルーズだ、経済活動より行事を優先する、など余り自慢出来ない点もありますが、子供に対するこの暖かさは沖縄の素晴らすぃー県民性ですよね、と知っている方に伝えると、
「んん?そうなの?自分もそんなして貰って育ったから体に染み付いてるさー。」
とおっしゃっていました。
子供が食べきれない分は、自分が有難く頂くのです。ふっふっふっ。2年ぶりのくーがーしです。(涎)
お盆も明け、ついでに子供たちの夏休みも明けの月曜日、夕食献立に困った時の強い味方、知念商店の300円刺身パックを買いましたら、こんな大らかな賞味期限ミス&修正発見。
書いた人の、
”あっがー!休み明けで日付わからんくなってるさー!”
という声が聞こえてきそうです。
気のせいか、空も少し秋っぽい八重山。
暑い観光シーズンも、先が見えてきましたね~。
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