納品初めと石垣島和服事情
今年最初の納品は、帯留加工のお仕事です。
年始の祝賀会に使いたいので、ということで年末にお預かりして、急ぎで仕上げました。
内地の皆さんは、え、石垣島で着物なんて着るの?と思うかもしれませんが・・。意外と、市内には呉服屋さんが数件営業されていますし、他所から来た業者さんの催事もあったりします。そうは言っても夏は浴衣や甚平ですらムレムレ~となる高温多湿の石垣島、着物を着る機会はほぼ冬季に集中しています。
新年、故郷に大勢の人が帰省してきているこの時期に開催される成人式・生まれ年祝賀会(年男・年女が大集合するお祝・地域ごとに行われることが多い)・新年の交歓会など・・・この時期着物屋さん・パーマ屋さんは大忙しだと思います。
帯留にするモチーフは、お客様がもちこんだサンゴの加工品と海外で買われたというトレド細工のブローチです。
サンゴの方はネックレストップだったようで、貫通穴はオニキスでふさぎました。
ひもを通す金具をシルバーで製作して、金メッキです。金メッキ、しばらく使っていなかったので装置をもっていることをほぼ忘れていました。お手持ちの品の金メッキが剥げてしまった方、是非宮良加工所へどうぞ~。
自分は和服のことはサッパリわからないのですが、帯留加工はこだわりをもってらっしゃる方が多いように感じます。
このように、お手持ちのお気に入り品でオリジナルの帯留も良いですね!
U様、有難うございました。
冬休みで、子供がちょろちょろしている加工所ですが・・サッと紅型模様の素敵なポチ袋に、お年玉を入れて下さり娘は大喜びでした。うーん、和服を付ける人はさすがです。
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