ゴ・ヨ・ウ・タ・シ
(写真は、文章とは無関係のイメージ写真です。)
アクセサリーのお供に?宮良親父手作りの布ぞうりも、絶賛!?発売中。
ヨロシクやいびーん。
さて、小さいながらもそれなりにいろんな人がやってくる当加工所ですが、先日、一番見ないタイプのお客様→スーツ姿の男性がやってきました。聞くと、お役所からだとおっしゃるではないですか。
ついに、巨額の所得隠しがばれてマルサが査察に!
ということはもちろんありませんが、一応こちらも、
(かろうじて)税金・公共料金ならちゃんと、納めてますよ!
善良な小市民ですが何か?と身構えてしまいました。
若いお役人さんは、そういった態度に慣れてらっしゃるのか、大変腰の低い感じで用件を切り出しました。官公庁オークションに出す中古のアクセサリーに、磨きや再メッキのクリーニングを施して欲しいということでした。
アッお仕事を頂けるんですか、と身を乗り出すゲンキンな自分
聞くと、物件から目を離してはいけない決まりなので、仕事が終わるまで待っているとのこと。ここ数ヶ月、待っているのでその場で直して欲しいというお客様には、もれなく自分の代わりに赤ん坊を抱っこして頂いたりしましたが、(仕事が終わってさあ父ちゃんのところに戻っておいで~と手を広げると、ウエーンと泣かれたりして父親の面目丸つぶれ、ということも何度かありました快くご協力下さったお客様に感謝です。)さすがにお願いするのは気が引けたので、家族がいる日に持って来て頂くことにしました。
磨いている途中にダイヤがポロリと落ちて、床にはいつくばって捜索(←割と良くあること)というハプニングもあったものの無事全部その日に納品となりました。
役所の窓口で、“お役所仕事”的な対応をされた翌日、新聞で“公務員にボーナス支給”というニュースを見たりすると、てやんでぇ、べらぼうめー!と口走ったりする、貧乏零細加工所の主である自分ですが、人間とは不思議なもので初めて公(おおやけ)の機関から仕事を頂くと、
今まで、犯罪に手を染めたりせず(?)真面目にやってきてよかったなあ・・・
と、ご褒美をもらったような気持ちになりました~。
クリーニングは、”自分でするより(輝きの)持ちが良いので”と、リピートで持ってきて下さるお客様もいらっしゃいます。有難いことです。自分では落とせない汚れがキレイになることも有りますよ。磨き方がわからない・怖くて自分で磨く気にならないという方、一度お持ちになってみて下さい。
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