宮良です。
実家から、庭で採れたといって引越し用の段ボール箱一杯のミカンが送られてきたとです。ハイ、ドーン!
実家に電話すると、今年は大豊作でこの4倍位取れた、とのこと。
こう書くと、
ほほう、お宅のご実家は広大な敷地の果樹園か何かですか?
とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実家は神奈川県は川崎市の、猫の額ほどの土地にちんまりとたつ一軒家です。自分の父は庭の小さな一角で、みかんやら葡萄やらを器用に育ててこっちに送ってきてくれます。変わったところではキゥイフルーツなんてのもありましたね・・。無農薬・安心でなかなか美味なのですがこの量よ~。
最近夏のように暖かい石垣では、腐る前に食べるのが時間との闘いで、知り合いに配ったりしてなんとか底が見えてきました!フイー。
とブログを書いたところで、今度は第2便でみかんジャムが大量に送られてきました。ビタミンC補給バッチリで、季節の変わり目を乗り切りたいものだ。
さて、最近頂いた指輪リフォームのお仕事紹介です。
ビフォア写真です。
K18の甲丸リング、ダイヤは横まっすぐに3石、ピカピカの鏡面仕上げです。
お客様のリフォームのご希望は、
「甲丸のカーブを平らに、ダイヤは斜め3石に、つや消し仕上げに」でした。
今日は、この鏡面仕上げ→つや消し仕上げの、テクスチャーを変える作業について。
つや消しと仕上げとは、簡単に言うと、貴金属の表面に無数のキズをつけることで得る表面の仕上げ方法です。
専門的には、金剛砂(ガーネットの粒など)が用いられますが、自分は古き良きサンドブラスト・ホンマの小石を使います。
ラムサールにも登録された、名蔵アンパルのそばの小石を甲子園球児のように持ち帰り、使っております。
水と一緒にすくった小石を、品物にかけるという作業をひたすら繰り返していくと・・・。
ピカピカの鏡面仕上げとはまた違う、ふんわりとしたつや消しに仕上がりました。
ここまで読むと「ただのつや消甲丸リングだろッッ!!」とお思いの方、いらっしゃると思います。
然もありなん、
ただお預かりしたリングの甲丸具合がお客様の思う形と少々違う処があったようで、せっかくの大事な結婚指輪ですから、少々こだわってリフォームさせていただきました。
こうしたプチリフォームをすることで、また新鮮な気持ちでつけて頂けそうですね。
お客様は、何回かメールでお問い合わせを下さり、やりとりさせて頂いたのですが・・・実際お会いして見ると、
あれ?お会いしたことありますね・・・
と内心思えども、人の顔と名前をなかなかおぼえられない、という致命的弱点を持つ自分は言い出せずにいました。すると、最後にお客様の方から自己紹介してくれたのです。
日頃お世話になっている方の、お嬢さんでした。アレー石垣狭い。
昔、全く面識の無いオバアに、「私アナタの親戚!だから、割引しなさい!」と迫られて閉口したことはありますが、たいていの場合、知り合いの紹介というのはむしろ嬉しいものでやんす。
お客様、どうも有難うございました。お礼のメールまで、有難うございました。
お嬢さん達のイニシャル刻印、良いですね。また、いつでもお持ちになって下さい。