誕生石で結婚指輪
納品は先月でしたが、久々にプラチナで結婚指輪を作らせて頂きました。
以前、ワックスで型を作る方法で製作した結婚指輪を紹介したことがありますが、今回はプラチナを打ち出して作りました。
例によって、熱をかけて地金を作っているところです。この時、金や銀と比べてプラチナには過剰な位熱をかけるので、肉眼で見るのは危険!とされております。
メデューサか!と一人寂しく突っ込みながら、故ジョン・レノンの様な丸眼鏡をかけて行います。
使うのは、いつものマイクロ・トーチではなくこちら、でかバーナーです。
炎は酸素多目の調節で行いますので、バーナーのゴーゴーいう音が大きくて大好きなラジオの人生相談も聞こえなくなります。
さて、今回久々ではありますがオラオラー!と熱をかけるものの、いつもの、あまりの熱に地金が白っぽい光を発する様な、まるで何かが降臨するような感じに到達しません。
んー?変だね?
と思い、バーナーを交換したものの、やっぱりプラチナ地金の神様は来てくれない。
最近、はからずもプラチナ離れだったからかねー?
と首をかしげる自分の鼻を刺激する、これは・・・。
アタシ、オナラしたかしら?
・・・・。
ガスボンベにつながっているホースに穴が開いていたさ~。アラアラ怖い!まあ、自分の作業はこういう微妙な一人コントがまま起きます。
さー、気を取り直して参りましょう!
作った地金を棒状にして、叩いていきます。
それをさらにリングにしたものを、トモ付けしていきます。このトモ付け、これまた熱をガンガンかけてしっかり溶かして行わないと、後からリングがパクッと割れるというおっそろしい惨事になりますのでしっかりと。
工程は端折りますが、形を整え、研磨を施し完成です!
奥様の方の指輪には、誕生石であるエメラルドを入れました。
いやあメデタイメデタイ、ということで、指輪やお客様には全く関係あーりませんが、御目出度い席でよく使われる巨大サーターアンダギー、先日頂いたのがあんまりでかかったので晩酌と一緒に激写。
プラチナも扱いますが、宮良加工所は超庶民です。
お客様、おめでとうございました。末永くお幸せに・・。
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