ラジコン飛行機と私~黎明期編~

宮良加工所

2011年09月11日 14:38

「ラジコンが趣味なんですかぁ~?いい趣味してますねぇ~」
当工房のかべに引っ掛けてある模型飛行機をみておっしゃるお客さんがたまにおります。
いい趣味と言われていい気になって一人ほくそ笑んでいる自分ではありますが、実は模型飛行機を飛ばしにいって、壊さずに帰ってくると言うことができる様になるまでは、なかなか険しい道のりでありました。自称、「才能なしセンスなし根性なし」の三ない運動の私ではありますが、とりあえず好きな「なにか」は続けられる性格ではあったようです。それは今の自分の仕事に通じるものがあります。

1982年頃 OK模型製 BEBY049 多摩川の宿河原河川敷にて


小さいころからもともと工作が好きではありました。小学5年の頃同級生が手作りラジコンの本を貸してくれたのが始まりでした。
本の折込図面を拡大コピーして、月の小遣いをこつこつ貯めて模型屋に入っては材料やらエンジンやらパーツやら買い集めて、ラジコン装置は親に強請ってクリスマスに買ってもらったりして、兎に角半年程で何とか形になりました。

当時住んでいた近く(近くと入っても5㎞ぐらいある)の多摩川の河川敷で友人と初飛行と相成りました。1月のとても寒い晴れた日でした。当然二人ともやったこと無いんで飛ばせるわけがありません。
COX049エンジンも始動の仕方は本を読んで知ってはいましたが、実際にやるのは初めてです。案の定エンジンはかからず、折角きたんだから試験飛行だけやろうということで、紙飛行機よろしく「えいやっ!」と飛ばすのではなく、放り投げのような感じで、
少しは滑空、「オォー飛んでるぅ~」↑
失速「あっ~」↓
頭から墜落「ゥワチャーッ!!」
・・・・・・。
で、壊れた機体を自転車に括って友人と寒風の夕方家路につくのでありました。
夕日がきれいでした・・・。
そんなことを大体月一ペースで馬鹿の一つ覚えの様に繰り返したのでした。

2011年9月 WORLDMODELS製 パイパーJ-3カブ 名蔵飛行場にて

ご迷惑かもしれませんが、この続きは、不定期連載シリーズとして忘れた頃に掲載予定です。(本当に忘れたりして)
愛と肉棒じゃなく欲望のジーファー製作シリーズは次回こそ完結します。させます。すいません。

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