2011年09月02日
愛と欲望のジーファー製作シリーズ①
ブログ、WEB SHOPを通じてのオーダーが、自分の予想を上回って頂いているのがこの、ジーファー(カンザシ)。
アラアラ、とびっくりしております。
写真の6寸は25,000円と、自分の商品の中では(理由はありますが)高額な方ですし、県外の方でジーファーをご希望の女性がそんなにいらっしゃるとは思っていなかったからです。
今は、琉球王朝絵巻のドラマ「テンペスト」を放映中なので、NHKに便乗しちゃった?でも、「以前からずっと欲しかったのです」と複数のお客様からお声を頂いたしなあ。
何にせよ、オーダー頂けるのは嬉しいです。起花、と書いてジーファーと読むそうですが、自分の幾分薄くなってきた頭からもポッ

そんな訳で、今回から何回かに分けて、ジーファー祭りを自分勝手に祝いまして、ジーファー製作シリーズです。
宮良加工所の他の商品は、鋳造(キャスト)という、原型から型をおこして量産していく方法をとっていますが、ジーファーは鍛金といってキンキン叩いて作り上げていく方法をとっていますので、ちょっと特殊です。(以前も書きましたが、自分は、スプーン状の部分だけは、キャストで製作しています)。
一本一本違うものができるといってもいいでしょう。(あまり差がでないようにはしておりますよ)
ジーファーをお求め頂いた方、何でこんなに高いのさ?と思っている方、こんな感じで作ってますので、写真多めですがどぞ。
まず、純銀をシルバー925にしたものを、溶かしていきます。スタート!
最初に白く、次にほんのり桜色になってきます。
美しく、妖しく、マグマ状に光を放ってきました。
シルバー925の融点は1000度近く。そろそろ完全に溶けてきたら・・・
・・・そいやー!(昭和の掛け声)一気にあけ型に流し込みます。
水でジュー、と冷やすとこれ位ののべ棒になります。この時点で約6cm。
中に気泡などが無い様であれば、
IT'S・・・・HAMMER TIME!
金づちで、叩いて、叩いて、3倍位の長さに伸ばしていきます。溶かすのはすぐですが、ここからがキモです。
が、今回すでに長くなりましたので、また次回に続く~!
お知らせ:9月3日(土)、12時30分までの営業とさせて頂きます。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
Posted by 宮良加工所 at 18:15│Comments(0)
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