てぃーだブログ › 石垣島のちっこいちっこい彫金加工、修理:宮良加工所

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2012年03月18日

20年目のいつの世までも

皆様、結婚記念日の名前をご存知ですか。

有名なのは25周年の銀、50周年の金婚式ですが(75年目のプラチナ婚てのもありますが・・・沖縄ならアリですかね)、20周年に至るまでは1年毎にいろんな名前がついています。紙、木、鉄・銅・・・と続いての20周年目は磁器婚式。

今回、オーダーを頂いたお客様は、兵庫県にお住まいのGWF-瑞月さん。
沖縄・食べ物・格闘技など、好きなものに対する愛情あふれる
GWFーてーげーかりゆし雑記というブログを綴っていらっしゃいます。
3月18日に結婚20周年を迎える記念に、ミンサー柄のペアリングを注文して下さいました。


GWF-瑞月さんとの出会い?は昨年5月。
その頃は宮良加工所ブログもWEB SHOPもありませんでしたが、ポツリポツリと電話にて三線ペンダントのご注文を頂いておりました。圧倒的に多かったのは、関西からのご注文。一時期は、関西に数多くあるという沖縄音楽同好会のメンバーの方が順番に注文してくれているのか?と疑ったほど。(石垣に住んでいると、人は皆どこかでつながっているという錯覚に陥るのです。ひよこ
GWF-瑞月さんからのご注文も、そういった西からのご注文の一つでした。

それからしばらくして、地元のお客様に三線ペンダントをご注文頂いた時、どなたかのブログで紹介されてたのを見て買いにきました、と伺いネットで検索して見ると・・・直近で紹介してくれていたのがGWF-瑞月さんのブログだったのです。

へえ・・ブログって影響力あるんだねえ・・・。

昨年春以降の観光客減少・買い控えムードなどで、若干先が見通しずらくなっていた自分。それまで読む側だったブログで自分から発信して見るのも一つの方法かな?と思うようになったのです。(ブログ開設、タダやし・・・ウフハート←本音)
ブログ開設は、アナログ人間の自分には思ったより大変でしたが汗
ブログを通じてのご注文なども頂き、広告代をかけるなら商品安くしたい宮良加工所にとって、有難い自分の紹介・仕事の記録方法となっています。

宮良加工所ブログのきっかけともなったGWF-瑞月さんのブログですが、このお客様がGWF-瑞月さんだと気づいたのは昨年秋、別の件でお問い合わせ頂いた時です。自分の力不足でお問い合わせのオーダーは見送りとなりましたが、別な商品をお買い上げ頂き、指定された刻印・GWFと打っていてアレ?と気づき恐る恐る聞いてみると、はいそうですと・・・。
その時の商品もブログでやはり紹介して下さいました。いやあ、有難うございます。


GWF-瑞月さん、記念日の品に選んで頂き有難うございます。そして、結婚20周年おめでとうございます。
レストランでのサプライズプレゼント、奥様は喜んでくれたでしょうか?
ギリギリ納品となり、申し訳ありませんでした。

今年の夏に石垣にいらっしゃる時には、新作をお見せできるよう頑張ります。
むさ苦しい当加工所ではありますが、お会いできるのを楽しみにしています。

3/19追記  GWF-瑞月さんのハンドルネーム、漢字を間違えておりましたので訂正致します。
あがー!やっちまったい。本当に失礼致しました。







  


Posted by 宮良加工所 at 18:03Comments(4)仕事

2012年03月13日

玄米乳の思い出

もう30年以上前の話です。
夏休みを利用してここ石垣の祖父母の家に遊びに行きました。
家の近くの駄菓子屋に行きました。
川崎の駄菓子屋とは違う摩訶不思議な商品群に鎮座まします常温保存の瓶入コーヒー牛乳・・・・ん、なまあたたかい・・・?
違うねぇ~何これ?玄米乳?なんすかこれ?
人とはちょっと違う嗜好を持った
小4の自分は迷わず買ってもらいました。
家に帰って飲みました。




どろ~り



びっくりしました。
子供の自分は全部のめませんでした。
その後おばあちゃんが「おいしいょ」とスプーンですくって食べてました。




よもぎや、しょうがの入った本島や宮古の玄米乳と比べてこの玄米乳は素朴な甘味でやさしく滋味溢れる味わいでした。




新城玄米乳店が半世紀余を経て閉店とのこと、おそらく100%家内製手工業による飲料商品だと思います。大変残念に思いますが、いままで本当にお疲れ様でした。お世話になりました。
  


Posted by 宮良加工所 at 14:42Comments(0)

2012年03月10日

さよならだけが人生だ

♪ともよ~♪と、長女がAKB48の曲を歌っています。
自分が中学生の頃は、おニャン子の「じゃあね」が卒業ソングの定番でしたね。
親子2代にまたがって、口ずさんでしまう秋元康印の歌謡曲。恐るべし、です。

春はお別れの季節、です。
毎年この時期になると、身の回りの誰かが島から去っていきます。
転勤だったり、家族の事情だったり、経済的な事情だったり、理由はその人によって様々。
去る方々は意外と晴れ晴れされてる場合が多いですが、万年送り出す側の、石垣に根っこの生えた推定内地不適合者の自分は、あーまた一人帰っちまったよおと感傷にひたる時期でもあります。

今回お仕事を頂いたお客様も、3月末で家族で石垣から内地に引越しされる方です。
内地出身のご主人と、職場結婚された島出身の奥様。
こちらも夫婦ともどもお世話になりました。
お世話になった方への贈り物と、奥様が石垣の思い出にとご自分用に一つ、計4個の黒蝶真珠のペンダントです。

真珠は持ち込みで、ホワイトゴールドのペンダント金具だけ製作しました。
真珠をつける前の金具はコチラ。↓シンプルなこの金具、正面より見るとバチの形をしている為バチカンと呼ばれます。法王様のいる宗教国家とは関係ありません。(出た汗おやじギャグ)

真珠やサンゴ用の金具には、ほとんどこのように芯が立っていて、石に穴を開けてから接着するのです。ダイヤ等に比べて硬くない宝石であり、透明では無くマットな色である為このような留め方が適しているんですねー。

T様ご夫妻、有難うございました。
ご主人の故郷での新生活、ご家族のご健康をお祈りしてます!お元気で!
  


Posted by 宮良加工所 at 23:46Comments(2)仕事

2012年03月05日

珊瑚の日にHappy Birthday



3月5日、珊瑚の日。
3日から10日までの1週間、石垣島サンゴWEEKということで様々なイベントが行われているようですな。
先日オーダーで製作した珊瑚の指輪を納品させて頂いたお客様は、今日が誕生日のSan-Go!さんです。珊瑚は、3月の誕生石でもあります。

昨年夏、始めてまもない自分のブログに、San-Go!さんよりにコメントを頂きました。
誕生日が3月5日なので、いつか珊瑚の指輪をオーダーで作ってみたいと思っています、お金はどれ位かかりますか?という内容だったと思います。
お金がいくらかかるかは材質・デザインなどによって変わってくるので一度相談してもらうしかないのですが、逆にこれ位の予算で、と伝えてもらえるとこちらからここはこうしたら、と提案できます、オーダー頂いたお仕事などをブログにもアップしていきますので参考に見てください~・・・・とお伝えしました。

San-Go!さんは、若い女性では?と推測した自分、本当に参考程度に見てくださいね~、というのが正直な気持ちでした。

これではイカンのでしょうが、特に若い人に営業するのが苦手なのです。だって、自分もそうでしたが若いうちは、収入に比していろんな欲や興味があるでしょう?オヤジ達とは違う意味で、お金がいくらあっても足りない。自分の作るアクセサリーは、大量に生産されて流通する商品と比べると割安とは言えないし、まあタイミング良く、気に入ってもらえたなら良ければ買って下さい、押し売りは致しませんよ、というのが自分の姿勢です。
稼ぎは少ないですが汗返品も無いです、ハイ。

という訳で、すっかりSan-Go!さんの珊瑚の指輪の件はその後日々に追われて記憶の底に埋もれかけていましたが・・・律儀なSan-Go!さんはちゃんと覚えていてくれたのです。冬のある日、自分がブログでこうするとイメージが伝わりやすいです、と書いたとおりに何枚か希望デザインのプリントアウトを持参して見積もりに来てくれました。

シュレックに似ている自分が女性の容貌について何か言うのもアレなんですが・・・美女でした。ハゥッ。

予算を伺い、ホワイトゴールドで製作することになりました。腕の部分は、波の様にゆるくカーブをつけてあります。珊瑚の指輪、というとマダムがつけていそうな大きな珊瑚が乗ったイメージですが、このように小さな珊瑚を留めることで、ありそうで無い、若い方でも気軽につけて頂ける指輪になりました。

San-Go!さん、どうも有難うございました。そしてお誕生日おめでとうございます。初めての、オーダーで作るアクセサリーはいかがでしたか?良い記念となれば嬉しいです。





  


Posted by 宮良加工所 at 12:06Comments(2)仕事

2012年03月02日

納品と焼き鳥と

本日のリフォーム納品。

真ん中の部分はサンゴが乗せてあったそうですが、使う内にとれてしまい、いっそのこと違う石で作り変えて下さい、とのお客様の要望でしたので、石座を作ってメレーダイヤをセットしました。ダイヤって高いのでは、と思っている方多いと思いますが~、はっきり言って、ピンきりです~。ご予算に応じて探せますので、ご相談くらはい。

T様、有難うございました。
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さて、最近石垣シティ(笑)の街角には、建物の一角を使って営業している持ち帰り用の小さな焼き鳥屋さんが増えたと思いませんか?中でもさんばし通りの「田吉」というお店は、前を通ることが多いせいもあって気になっていました。

内地にいた頃は、主に吉祥寺界隈の焼き鳥屋さんによく行ったもんです。煙もくもく漂う中で焼き鳥を頬張りながら喉に流し込むのは、生の中ジョッキ。グビグビ、プハー、ゲップ!の気持ち良さよ~。勿論石垣にも焼き鳥居酒屋さんは数軒ありますが、ここ数年は小さい子供の父親でもあり、あまりしょっちゅうゲップしてへべれけにもなっていられない身。持ち帰りは魅力です。

最近、ワーイ!とピョコンと跳ねる位嬉しいことがあったので、ささやかにお祝いでもしようと思い立って頭に浮かんだのがこのお店。電話して、5本入り500円のセットを3つ注文。注文→取りにいった時の対応は、とても親切でした。家に帰ってパカッ、と箱を開けてみるとフワ~と漂う炭火焼のかほり。添えられたレモンの薄切りも良い仕事しています。

セットは正肉、せせり、ねぎま、レバー、砂肝のセットで、タレで頂きました。
苦手な人も結構いるレバー、砂肝も柔らかく、塩加減なども丁寧にされているな~と感じました。焼き鳥の持ち帰りは初めてしましたが、なかなか良いもんですね。目の前で焼いてもらったみたいな匂い・風味そのままでした!

お店のチラシに東京店より直伝のタレ、とあったので少しネットで調べてみたら、吉祥寺で石垣出身のご主人が営まれているお店とのこと。自分の中では焼き鳥と言えば吉祥寺!なのですが、石垣で近くに出来た焼き鳥店まで吉祥寺からやって来たと聞いてちょっとびっくりです。

焼き鳥 田吉 石垣店
桟橋通り ひびの鍼灸院隣
日曜定休 18時~21時

お店の横には椅子があって待っている方も見ますが、電話して行くと待たずに受け取れるかと思います。
090-1943-1537



  


Posted by 宮良加工所 at 09:52Comments(0)仕事

2012年02月26日

本格インド料理屋が開店

店の名は、本格インド料理「カマル」。
新聞広告で、そんな店が浜崎町に出来たと知って、大変行きたくなりました。

何故って、オイラ一日3食カレーでも全然平気!と公言する日本カレー党の党員ですから!と言ってもインドに行った経験も無い自分がカレーと呼び、作れるのはカレールーで作る日本の古き良き茶色いカレーでありますが。そんな自分にとって、インド風カレーというのは自分の愛するカレーの源流、とも言うべきもの。早速、ランチに行ってみました。



場所は、浜崎町のホッパー隣です。
丁度、人が出てきたタイミングで座れましたが石垣の新しいお店好きな人達で賑わっていました。キッチンも含むスタッフ3人は全て外国の人。本格インド料理、とうたう由縁でしょうかねー。店はかなり食堂的な構えですが、写真つきメニューを見るとなかなか本格インド料理のラインナップが豊かです。ランチは、数種類あってカレーの種類・辛さが選べ、ナンまたはライスがお代わり自由!太っ腹!自分はカレー一種類にサラダ・ソフトドリンクの付くAランチ900円にしました。


大きいナンを見ると、竹中直人が昔、深夜の”恋のバカンス”という番組でやっていた「ナン男」に思いを馳せる自分。香ばしくて、おいしいです。

カレーは、赤いのがシーフードミックス、緑のが連れの注文したサーグ(ほうれん草)チキン。自分は普通より1ランク辛い中辛を頼みましたが、辛さだけではないうまみ・甘みもあり、家庭では作れねー!ものが味わえました。おかわり自由、なので勿論ナン追加。満席状態でお代わりー!の容赦ない注文が飛ぶ中、外国人スタッフだけで大丈夫か?とこちらの方が何故か緊張しましたが、スタッフの方達は手際良く注文こなしてましたね。

ソフトドリンクでついてくるアイスコーヒーは、ああ業務用のこれね・・・という奴で、ここはちょっと残念。

チェーン店らしいですが、ドリンクメニューにはフツーに八重泉、玉の露などの島酒もありました。ナンをつまみにシマーで乾杯、みたいな使い方する人、いるかもね~。
ここは八重山、なのだから。
  


Posted by 宮良加工所 at 00:33Comments(2)

2012年02月22日

我々は~、〇○〇〇星人である~

夏に、蜂が巣を作って、バイクのヘルメットを被って駆除したことも有る~。
冬の始まりには葉がドバっと落ちて掃くのが難儀~。

でも、やっぱり桜は良いものです。

庭の緋寒桜が満開になるこの時期、次女は生まれました。
昨年、予定日をかなり過ぎ、入院していた嫁から「今日お産になりそう」と連絡を貰い、どうしても断れない予定を入れていた自分は、超特急で用事を済ませて病院へ・・・分娩室に入るなり、もう生まれますよ、と言われて間もなくご対面となり、ギリギリ立会いセーフとなったのでしたぶーんあれからもう一年、早いですね。


先日、自分の父である祖父と、映画「琉神マブヤー THE MOVIE」の上映会に行ってきた長女が、帰りにケーキの下見をしてきて、興奮した様子で、次女の誕生会にピッタリのケーキあったよ!と言っていました。じゃ買っておいで、と当日きたのが、こちらドン。

メームイ製菓の、おっぱいケーキ汗だそうです。

映画「おっぱいバレー」然り、男・子供はとにかくおっぱい!おっぱい!言うのが大好きで、我が家も勿論例外ではありません。汗長女はよく、ビブラートの掛かった変声で
”我々は、おっぱい星人である~”
と言っています。って自分が教えたんですが。
主役の次女はまだケーキは食べられませんが、皆で頂いてお祝いしました。

翌日、布ぞうりとお土産の分空いたカバンに特売品のポーク缶と、いつの間にか裏庭でたわわになっていたパパイヤ、マンガナー(パパイヤのスライサーみたいな器具)などを詰めて両親は帰って行きました。
この年齢になっても両親が健在だというのは本当に有難い事です。

さて、両親のいる間に納品全部と、確定申告まで終わらせるという壮大かつ楽観的な計画を立てていた自分、終わってみればその半分も達成ならずという按配でして汗引き続き、お仕事がんばらねばです。

ご注文中のお客様、手の遅い自分をどうかお許し下さい~。





  


Posted by 宮良加工所 at 16:23Comments(0)日常

2012年02月17日

ゴ・ヨ・ウ・タ・シ


(写真は、文章とは無関係のイメージ写真です。)
アクセサリーのお供に?宮良親父手作りの布ぞうりも、絶賛!?発売中。
ヨロシクやいびーん。


さて、小さいながらもそれなりにいろんな人がやってくる当加工所ですが、先日、一番見ないタイプのお客様→スーツ姿の男性がやってきました。聞くと、お役所からだとおっしゃるではないですか。

ついに、巨額の所得隠しがばれてマルサが査察に!

ということはもちろんありませんが、一応こちらも、
(かろうじて)税金・公共料金ならちゃんと、納めてますよ!
善良な小市民ですが何か?と身構えてしまいました。

若いお役人さんは、そういった態度に慣れてらっしゃるのか、大変腰の低い感じで用件を切り出しました。官公庁オークションに出す中古のアクセサリーに、磨きや再メッキのクリーニングを施して欲しいということでした。

アッお仕事を頂けるんですか、と身を乗り出すゲンキンな自分汗
聞くと、物件から目を離してはいけない決まりなので、仕事が終わるまで待っているとのこと。ここ数ヶ月、待っているのでその場で直して欲しいというお客様には、もれなく自分の代わりに赤ん坊を抱っこして頂いたりしましたが、(仕事が終わってさあ父ちゃんのところに戻っておいで~と手を広げると、ウエーンと泣かれたりして父親の面目丸つぶれ、ということも何度かありましたひよこ快くご協力下さったお客様に感謝です。)さすがにお願いするのは気が引けたので、家族がいる日に持って来て頂くことにしました。

磨いている途中にダイヤがポロリと落ちて、床にはいつくばって捜索(←割と良くあること)というハプニングもあったものの無事全部その日に納品となりました。

役所の窓口で、“お役所仕事”的な対応をされた翌日、新聞で“公務員にボーナス支給”というニュースを見たりすると、てやんでぇ、べらぼうめー!と口走ったりする、貧乏零細加工所の主である自分ですが、人間とは不思議なもので初めて公(おおやけ)の機関から仕事を頂くと、
今まで、犯罪に手を染めたりせず(?)真面目にやってきてよかったなあ・・・
と、ご褒美をもらったような気持ちになりました~。

クリーニングは、”自分でするより(輝きの)持ちが良いので”と、リピートで持ってきて下さるお客様もいらっしゃいます。有難いことです。自分では落とせない汚れがキレイになることも有りますよ。磨き方がわからない・怖くて自分で磨く気にならないという方、一度お持ちになってみて下さい。





  


Posted by 宮良加工所 at 23:23Comments(2)仕事

2012年02月12日

突然ですが、布ぞうり


島出身のハンドメイド作家によるミンサー模様の布ぞうり、宮良加工所にて限定発売中!

とか言って、身内の作ったものなんですが。汗
16日祭前から、両親が神奈川県より帰って来ています。
この自分の親父ですが、てぃわざ(ハンドメイド、というのでしょうかね)が大好きでして、自分はこの辺確実に親父のDNAを受け継いだのだと思います。

宮良親子の座右の銘:「作ればタダ!」(この場合、自分たちの労働の人件費は限りなくゼロとなりますが汗

まあとにかく何年も前から、親父はものを編むのを老後の楽しみとしておりまして、こちらに来た時なんぞは月桃の葉でアンツクをこしらえたりしておりますが、普段は内地で布ぞうりを量産するのを趣味としております。何度か近所の手作り市で売れ行きが良かったのに気を良くして、
「お前のとこでも売ってよ~」
と、カバンに大量に入れて持って来ました。見ると、ミンサー模様が編みこまれていたり紅型プリントの布が使われていたり、以前より確かにバージョンアップしてる感じではありますが・・・。もう親父は勝手にドンドンガラスケースの中に並べています。こうなったらもう彼は止まらない。そんなにお客さん来ないよー、とか言っても全く聞いてない。

自分はあまり身につけないので、正直付け心地や他の布ぞうりとの比較などどんなものかあまりわからないのですが、興味のある方もしいたら宮良加工所を気軽に覗きに来て見て下さい。柄は他にもあります。サイズは男性・女性あります。これでガッポリ儲けよう!とかでは無く好きで作っているのでお値段はお安くなっております~。一足1000円也~
遠くにお住まいの方も、お気軽にお問い合わせ下さいな。赤しまぞうり

と、売れるのかいな?と思いながらブログを書いていたら、去年もいらして下さった横浜・鶴見にある沖縄ショップ「ぷからす家」のスタッフの方が、アクセサリーと一緒に買っていって下さいました。こうして、川崎は宮前区にて製作された布ぞうりは石垣で購入されて故郷近くへと戻って行ったのでありました。

T様、有難うございました。親父は喜んで泡盛で乾杯しています。




  


Posted by 宮良加工所 at 20:02Comments(2)日常

2012年02月08日

やーるーの目が赤く★光る

ブログやWEB SHOPでも紹介しているやーるーリング。
お客様の要望で片目にガーネットを入れました。




作ってみて、成程良いなあ、と思いました。石の色も、片目だけ、というアンバランスもカッコいいです。お客様のセンスに勉強させて頂きました。
以前、誕生石付いるかのシルバーリングを紹介しましたが、当然このように他の商品に石を入れることも可能です。ハブリングに入れたりも良いですね。
ダイヤとエメラルド以外の誕生石であれば大体一つ1,500円位の予算を見て下さい。WEB SHOPで注文される方、備考欄から石留め希望と石の種類をお伝え頂けましたら、追って金額をお知らせします。

Y様、有難うございました。そしてお待たせしてしまって本当にすみませんでした。
  


Posted by 宮良加工所 at 18:44Comments(0)仕事

2012年02月04日

16日祭coming soon


40年近く前の16日祭の時の写真。

真ん中のチビ助が自分です。両親に連れられて石垣を訪れた時の光景です。
内地の方はお墓に子供を乗せるの?とビックリされるかもしれませんが、こちらでは16日祭の時、縁起が良いということでむしろ積極的に子供をお墓で遊ばせます。場所はどこかというと、これが現在自分の住居兼宮良加工所となっているところなのです。昔はお墓が建ってたんですねー。



サトウキビの収穫が最盛期を迎え、庭の寒緋桜が咲くころ、彼らはやって来る・・・。

宮良加工所より徒歩5分の運動場でキャンプをするロッテ一軍の皆さんではないですよ。
自分の両親です。やがて来るジュールクニチ(16日)祭と、孫のタンカー(1歳)祝いをする為、例年一人ですが、今年は二人で川崎よりやって来ます。宮良家の冷蔵庫はカメカメ族の彼らの購入する食物でパンク寸前となることでしょう。

しかし今年は、子守要員として若干頼りにもしています。思うとことあり、ここ4ヶ月ほど昼間は育児・夜は加工の仕事という生活をして来ましたが、年末位から仕事が溜まってきておりまして、オーダーのお客様にはお待ち頂いていて申し訳なく思っています。立っているものは親でも使え、ということわざに従い、両親には日頃離れている孫と思う存分遊んでもらい、自分はこの期間にガーっと!仕事を進捗させたい次第です!

して、16日祭の準備。自分の担当は墓掃除とオードブルの手配です。墓掃除はハブに怯えながらも汗何とか終了。オードブルとは、県外の方に説明しますと、本来の意味である前菜とは全く異なり、仕出しの折詰が大きな丸いトレイに入ったもので行事の際の必須アイテムですが、まあこちらの保存食ですから揚げ物が多い。県民のメタボ率とは密接な因果関係がある、と自分は睨んでおります。食堂・居酒屋からも売り出されるので、以前から狙っていたところに2月に入ってすぐ予約を試みたところ、2軒にもう締め切りました!と断られてしまいました。オウノウッ。

もうこの際予約なしでいこうと思います。なんくるないさあってご先祖様も言ってくれるさあ。
皆さんはもう準備終わりましたかー?

2月7日(火)は休業とさせて頂きます。よろしくお願いします。  


Posted by 宮良加工所 at 22:33Comments(0)日常

2012年01月31日

島民がバカボンになった日

コニャニャチワー。

先週末、いつものタコチュウ公園に娘を連れて遊びに行った時のこと。
すれ違う人がいつもより多いことに気がつきました。
さらに、目を疑ったことには!なんと、ほっぺたに天才バカボンそっくりの渦巻き模様をほどこしてる老若男女達が心なしか嬉しそうにゾロゾロ歩いています。


こ、これは・・故・赤塚不二夫先生へのオマージュだろうか?ちなみに昭和育ちな自分は先生の影響をかなり受けて育ちましたので、4歳半の長女にも小さなころから「シエー!」をビシッと!教えて育てています。

翌朝、八重山”ほぼ”毎日新聞(紙面が少ない割りに休刊日が多いので、皮肉を込めて自分はこう呼んでいます)を見て、彼らは公園近くの体育館で行われたプロバスケットボールチーム・琉球ゴールデンキングスの試合を見に来た観客だったことが判明。



うら若きブースター(っていうの?)達のほっぺに渦巻きがあるの、見えますかー。これはキングスのトレードマークということでは無く、試合のメインスポンサーとなった、石垣は白保でミドリムシという藻の研究・開発をするユーグレナという企業がこの度新たにしたロゴマークらしく、会場でペイントのサービスをしたということでした。ちなみに会社HPからお借りした正しいロゴはコチラ。



自分はまだミドリムシを口にしたことは無いのですが、ペンギンが飼えそうな位冷え切っていると言われている石垣の経済をこういう元気な企業に盛り上げて頂きたいものです!

ヤー、それにしても、全く知識の無い自分が見た時はシュールかつなごみ系な光景でビックラしました。

♪これで~いいのだ~♪

  


Posted by 宮良加工所 at 23:16Comments(3)日常

2012年01月25日

ミステリー・幻のお客様


(写真は本文とは全く関係無い、イメージ写真です)

ちょっと前のチェーン修理祭りの少し後に、事件は起こったのでございます・・・。
電話が鳴り、出ると
「この間チェーンの修理をお願いしたキンジョウですけど、終わってますかー?」

・・・・???
キンジョウ様?
念の為、修理済みの箱も見てみましたが、チェーンの修理済みはM様、Y様の2名様分があるのみです。折り返し電話しますので、少しお時間下さいねーと番号を伺っていったん電話は切ったものの、ハテと考えこんでしまいました。
恐ろしいことに、キンジョウ様がどういったお客様であるかが全く思い出せなかったのです。預かり票控えも無し。
記憶力にあまり自信の無い自分ですが、ここ5日以内のことでこんなに思い出せないなんて初めてのことだ。
老化でしょうか?
いいえ、病気かも。

イヤイヤ、そんなこと言っている場合じゃないですよ。チェーン祭りの日は他にもお客様がいらしたり、お預かり票が切れたりして忙しかったので(当社比ですが)、ひょっとしてこの仕事であってはならない、商品とり違えがーんとか、最悪、15年で一度もしたことの無い、預かり品紛失・・・?

自分の不在時に商品受け渡しをすることもある嫁に、覚えがないか尋ねて事情を説明すると、
「だから日頃仕事場をキチンと片付けなさいと言っているでしょう!」
と小学生を怒るお母さんの如くプンスカ怒っています。いや、ごちゃごちゃしているように見えて自分では把握しているし、自分しか出入りしない作業所で紛失などありえない!と絶対なる妙な自信を日頃持っていたんですけど・・。

こうなったら、夜の大捜査線。とは言っても猫の額より狭い加工所なので、結果が出るのにそう時間はかかりません。
無いもんは無い・・・。
ゴミ箱のゴミは今朝収集車が持っていってしまったので、何かの間違いでその中に・・・?がーん

翌朝、白々と夜が開ける中。こうなったらキンジョウさんには、切腹覚悟で謝り倒して弁償させてもらうしかないでしょう。どうか形見の品とかではありませんように・・・。と、キンジョウさんの電話番号を眺めていたその時。

アラ?

預かり票につづってある、同じチェーン修理のM様の電話番号とキンジョウ様の電話番号が全く同じなのに任三朗は気がつきました。これは、ひょっとして・・・・。
キンジョウ様に電話して何件か確認して、全ての謎がとけました。

あのですね,その日は預かり票を切らしてしまったので、メモ用紙にお客様のお名前・連絡先を鉛筆で書いて頂いていたんですけどね。とっちらかっていた自分、お客様が書いた金城(キンジョウ)というお名前を勝手にM様=宮城(ミヤギ)と読み違えていたんですよ。キンジョウ様の字が見づらかった訳では無く、自分の渡した鉛筆が薄かったんですねー。マジックで宮城様、と上から書いてそのまま思い込んでいた訳です。


はっはっは。呆れる嫁の視線が眩しいぜ!その後、金城様がとりにいらして何事もなかったかのように無事納品となりました。

・・・えー、宮良加工所、15年の歴史の中でお客様からの預かり品を紛失したことはかろうじて一度もありません。
皆さん、安心して汗お預け下さいますようお願い致します。




  


Posted by 宮良加工所 at 15:25Comments(0)日常

2012年01月22日

ノスタルジア模型

さてさて、ご無沙汰しておりましたラジコンネタです。

元日に家族と出かけて、帰る際に名蔵に飛ばしにいきます。晴れてはいましたが、風が強い日でした。


一回飛ばしました。


ちょっと荒い着陸でプロペラが折れまして、

予備もなくそのまま終了ー。
さてここが20年くらい前の多摩川だったら、ちょいと近くの模型屋まで買いに行ってまた飛ばせるのですが、ここは八重山~、悲しいかな模型屋はおろかオモチャ屋なるものは御座いません。前もって消耗品なんぞは予備を準備すればいいんですけどね~。

自分が石垣に来た頃は、まだまだオモチャ屋がありましたが・・。

宮良おもちゃ→居酒屋&ファストフード店
文教堂→土産屋
オモチャの店バンバン→ゲオ→空家
サザン→空家(廃業?)

と変わり、他にも小さいプラモ屋とかありましたけどいつのまにかなくなっちゃいましたね。

新栄町にラジコン扱ってる店も昔は在ったらしいのですが詳細は知りません。
 
子供の人数が比較的多いここ石垣でもやはり少子化の波でしょうか、、全国規模でラジコンや模型を扱う小規模小売店は淘汰されています。以前自分が住んでいた頃よく利用した模型屋(川崎のいちむら模型とか環八沿いのプレイホビーとか、、、わかる人いるかな?)はそのほとんどがなくなりました。


変わりに郊外に巨大な玩具チェーン店とネット通販の出現です。あとエンスー(またの呼び名・ラジコンキチ〇イ)相手の専門ショップです。

ここ石垣でもネット通販で大概のものは手にいれることができます。まぁほしい物の概要を調べ見当をつけて買うことができる大人はいいのですが、今の子供達が仮に何かで知ったラジコンや模型が「見たい!欲しい!」と思っても、実際に見て買う術はありません。

世の中の需要と供給の仕組(大人の都合ともいう)からすると、需要のなくなったモノは消えていくのに異をとなえるものではありませんが、それでもディスプレイ模型の飾ってあるショーケースに模型飛行機やグローエンジンやNゲージのジオラマがあったり、模型屋独特の接着剤や塗料の匂いとか、万引きさせんとする模型屋のオヤジの眼光鋭い眼とか、今にも落ちてきそうなプラモデル箱の陳列棚から自分の欲しい模型を探しだすあの独特の緊張感や高揚感は、大人の都合の隙間に少しぐらい残っててもいいかなー、、、と思うのであります。

今にも崩れ落ちそうな緊張感漂う当加工所




  


Posted by 宮良加工所 at 01:17Comments(5)趣味

2012年01月18日

シルバーハンマーヘッドトップ

石垣在住ですが・・・海には、ほんのときたまシュノーケリングや釣りに行くくらい。
嫁はスキューバダイバーだったので、昔は一緒に行こうとさんざん誘われましたが、自分こればっかりは首をたてに振りませんでした。
理由は、
「金払ってまで、そんな危ないことすんのいやじゃ!」
これに尽きます。あー、ダイビング業界の皆さんを敵に回した感じが。まあしかし、ローカルの大部分の人々の本音はこんなもんでしょう。そんな自分ですが、海モチーフのアクセサリーもそれなりに作っています。

この肌寒い時期、これが目的で与那国島を訪れる人が多いというハンマーヘッドシャーク。(シュモクザメ)
運が良ければ、大群に遭遇するとか・・おおコワ!
ダイビングで見たい願望は全くありませんが、独特のフォルムは格好良いと思っています。

回遊しながら泳いでいる時の
”くねっハート
とした動きを出そうと工夫したつもりですが、どうですかね~でてますか?

仕上げは、上記のノーマル仕上げ(ピカピカに磨かれたもの)の他、手前の黒いいぶし仕上げも選べます。


シルバー925
トップ部分全長約55mm・重さ約15g
真鍮ロジウムメッキサービスチェーン付(上の写真の皮ひもではありません)
税込み価格  ¥8,000

いささかごついです。女性がつけるとこんな感じですが

実は、夫婦鮫となっておりまして一回り小さいハンマーヘッドもいるのです。小さいのは6,000円となっています。

小さいのは、写真を撮った後12月にお買い上げ頂いて以来品切れとなっておりまして・・現在手元に在庫がありません。
製作次第WEB SHOPにもアップしようと思っています。詳細知りたい方は恐れ入りますがご連絡下さい。

ペアでつけるも良しですね。チェーンは4mmのものが通るように大きなトップ金具(カン)をつけています。
購入は宮良加工所WEB SHOP(右サイドバーにバナー有ります)他、メールや電話でもお問い合わせどうぞ~。


  


Posted by 宮良加工所 at 15:41Comments(4)商品紹介

2012年01月14日

♪親亀の背中に~小亀を乗せて~♪

かめかめー。
と言うと、自分の親に代表される、沖縄おじい・おばあが食べ物をこれでもか!という位バンナイ(=many,muchという意味の方言です)他の人に食べさせる時の常套句ですが・・・。

宮良加工所には、かめは2種類あるのです。
一つは、以前紹介したことのあるセマルハコガメ。これは陸亀ですね。

もう一つは、海亀です。
石垣に住んでいながら滅多に海遊びをしない自分は、当然この辺りの海で亀を見たこともなく、実は美ら海水族館に行った際に汗海亀の水槽の前で観察&バシバシ写真撮影して製作しました。従来からあったサイズに、昨年オーダーを頂いた際パーツとして作ったものをアレンジした、小さいサイズも加わり、海亀は大小2匹となっています。こちらはシルバーでペンダントのツートップにしたもの。

海亀小  W12mm H12mm 海亀大 W17mm H16mm


亀を好きな方に、チョコチョコお買い求め頂いております。
指輪のサイズ直しと一緒に今回頂いたお仕事は、小亀on大亀という金のペンダントトップの製作でした。金はお客様が持込まれたの指輪をリフォームしたものです。
こちらビフォア。

こちらアフター。

上からじゃちょっとわかりずらいので、横からもどうぞ~。

重なっております~。ほのぼの親子愛、な感じとなりました。


M様、有難うございました。

亀の様にゆっくりと、な加工所でで申し訳ないのですが、後悔の無い仕事をしていきたいと思っています。
加工をお待ちのお客様、順次仕上げてますのでもう少しお時間を下さいね。
  


Posted by 宮良加工所 at 20:06Comments(0)仕事

2012年01月11日

チェーンに何が起こったか?

新年早々、ブログ放置気味です。

デジカメの調子が悪いのもありますが、年末年始と続けてお仕事を頂きまして・・この不景気に、大変有難いことです。仕事もブログも軽やかにアップしていければ良いのですが・・・自分、不器用なもので。汗お蔭様で仕事は幸先良いスタートです。有難うございます。

して、昨日は何故か、チェーン切れ修理のお客様が3人もお見えになりました。一昨日にもお一人いらして、現在計1ダース余りのチェーンが宮良加工所にて唸りながら修理を待っています。人口5万人弱の島とは言え、これは珍しいことです。

ということで。今回は地道な仕事なれど甘くみてはいけない?チェーン切れについて・・。
何故に?甘くみてはいかんか、と言うと世の中には星の数ほどのチェーンがあるので、パッと見全く同じように見えても、素材や金属の組み方が全く違うことがあり、一つ一つの見極めが大事だということが一つ。

切れたチェーンをつなぐのはロー付けという作業で、熱をかけて金属ローを溶かし、継ぎ目を埋める方法ですが、ここをしっかりやらないと、また切れて結局自分の所に戻ってきてしまいます。細いチェーンのロー付けは極小ロー付けと呼ばれ、目をより目にし、息を殺してぶーん我ながら不気味な形相で行います。



もともとロー付けは金属加工職人が体で覚える仕事、とされていてあまり極意やコツが公にされることは無かったと思いますが・・・。こちらの本はそれを惜しげも無く伝授してくれる、僻地在住の一匹業者にとっては大変有難いバイブルです。
日本ジュエリー協会 出版 「クラフトマンの為のろう付ハンドブック」

ちなみに、写真の18金のチェーンの修理は800円です。
八重山在住の方、御用が在りましたら宮良加工所チェーン切れ修理祭り?にこの機会にご参加下さい。

ワッショイワッショイ!  


Posted by 宮良加工所 at 13:27Comments(0)仕事

2012年01月04日

納品初めと石垣島和服事情

今年最初の納品は、帯留加工のお仕事です。
年始の祝賀会に使いたいので、ということで年末にお預かりして、急ぎで仕上げました。

内地の皆さんは、え、石垣島で着物なんて着るの?と思うかもしれませんが・・。意外と、市内には呉服屋さんが数件営業されていますし、他所から来た業者さんの催事もあったりします。そうは言っても夏は浴衣や甚平ですらムレムレ~となる高温多湿の石垣島、着物を着る機会はほぼ冬季に集中しています。

新年、故郷に大勢の人が帰省してきているこの時期に開催される成人式・生まれ年祝賀会(年男・年女が大集合するお祝・地域ごとに行われることが多い)・新年の交歓会など・・・この時期着物屋さん・パーマ屋さんは大忙しだと思います。

帯留にするモチーフは、お客様がもちこんだサンゴの加工品と海外で買われたというトレド細工のブローチです。
サンゴの方はネックレストップだったようで、貫通穴はオニキスでふさぎました。

ひもを通す金具をシルバーで製作して、金メッキです。金メッキ、しばらく使っていなかったので装置をもっていることをほぼ忘れていました。汗お手持ちの品の金メッキが剥げてしまった方、是非宮良加工所へどうぞ~。


自分は和服のことはサッパリわからないのですが、帯留加工はこだわりをもってらっしゃる方が多いように感じます。
このように、お手持ちのお気に入り品でオリジナルの帯留も良いですね!

U様、有難うございました。
冬休みで、子供がちょろちょろしている加工所ですが・・サッと紅型模様の素敵なポチ袋に、お年玉を入れて下さり娘は大喜びでした。うーん、和服を付ける人はさすがです。


  


Posted by 宮良加工所 at 13:34Comments(6)仕事

2012年01月02日

2012イヤーオブザドラゴン

2012年、明けましておめでとうございます。
皆様、今年もよろしくおねがいします。


ちなみにイヤーオブザドラゴンは、1985年に製作されたマイケル・チミノ監督の映画の名前です。イケメン俳優だった猫パンチ以前(笑)の若かりしミッキー・ロークとラストエンペラー以前のジョン・ローンが刑事とマフィアのボスという役で共演。


辰年、を英語で言っただけのタイトルがカッコ良く、辰年がく~ると思い出す~映画です。

新年、迎えながら見ていたのは映画「川の底からこんにちは」のDVD。
沖縄出身の今注目の女優さん、満島ひかりさん主演です。

♪しーじーみーのパック詰め~♪
の動画をネットで見てどうしても見たくなったのですよ。
人生いろいろあるけど、悪くないです。
先の見えない、と言われる時代の新年を迎えるのになかなかふさわしい映画でした。

話変わって、昨年末はいろいろなものが壊れました。
仕事場で使っていた冷蔵庫、給水機(大晦日に台所の床がびしょ濡れに・・がーん)、そして走る奇跡と言われたポンコツ軽自動車がついに逝ってしまいました。代わってやって来たのはやっぱりポンコツ軽ワゴン。ポンコツだけど、すぐにエンジンがかかるって快適~。

走りごごちを試しに、天気が良かったので元旦ドライブです!雨でぐずつくことの多い石垣の正月の天気ですが、風は強いものの終日晴れ。ふと回った石垣のビバリーヒルズ?名蔵・獅子の森でカフェが営業していたのでフラリと入りました。
お店の名前は、High Tide Cafe。(村上康成絵本ギャラリーに併設されています。)やあ、ここにも辰?いや違ったウツボ君。お正月バージョンだね!

ドリンクにデザートがついてきます、とお店の方がおっしゃったので、お茶うけのちんすこう1枚位かと思っていたら・・

ケーキセットか?と思う位きちんとしたデザートが2種類もついてきてビックリしました。えーだってドリンク400円~500円だよ。えらい太っ腹じゃないか!写真は嫁の石垣島ジンジャーエールですが、自分の頼んだ水出しアイスコーヒーもおいしかったです。店内居心地も良く、ここは穴場かもしれん・・・。次は食事で来たいと思います。

さて、満たされた後は、風強い中果敢にラジコン飛行場へ・・・。
その話は、また後日に続く。
  


Posted by 宮良加工所 at 11:48Comments(0)日常

2011年12月31日

網戸のサナギが蝶になった

それは今月中旬頃のこと。べランダの網戸に何ぞ付いているのに気付き、近くで見てみると、それは

トゲトゲのついた、パンク野郎のような形状のサナギでした。
金色に輝くオオゴマダラのサナギに比べると、なんか悪役とか、バットマンとかな感じです。

調べてみると、南西諸島に多く生息するツマグロヒョウモンという名前がつく蝶のサナギであることがわかりました。幼虫の画像を見て、ああ、あんたらかい!と思いました。(嫌いな人が多そうなので写真はのせません)南西諸島というより、家の庭は一年のある時期、この幼虫だらけになります。バンナ公園で補虫網を振り回している、昆虫愛好家の方達に家の庭を開放したいくらいです。

幼虫はよく知ってますけど、サナギが堂々と網戸に出現したのは初めてなので、ちょっと楽しく見守っていました。初期のサナギの中は、ごく一部を残してドロドロの形状になると聞いたことがあります。クリームコロッケみないたイメージか?うーん奥深き昆虫の世界。その頃は結構寒かったので、ちゃんと孵化出来るかと心配しましたが

数日前のある日、ベランダのガラスを開けると網戸に蝶がへばりついており、ちゃんと孵化したのを確認。ここのところ少し暖かかったのが良かったのかもね。





あっという間の12月、サナギも蝶になり、はや大晦日。我が家では、こちらの家庭のようにオードブルや八重山そばではなく、兄弟が内地から送ってくれる生の日本そばで年越しが恒例です。

一応正月休みには入っていますが、お預かりした仕事は少しずつ加工させて頂いています。年内にこれは終えたい、というところまで目途がつき、少しホッとして年を終えることが出来ました。

今年一年、ブログを見て下さった方、宮良加工所をご利用頂いた方、どうも有難うございました。チョコチョコとしたミスが多いおっちょこちょいの自分ですが、本当にお客様に恵まれており、皆さん快く許して下さったことも、とても感謝しています。

皆さん、良いお年を。
今年、悲しい思いが残っている方。
来年は、その悲しみが、少しでも小さくなりますように。


2011年 大晦日  宮良加工所


  


Posted by 宮良加工所 at 17:43Comments(3)日常