てぃーだブログ › 石垣島のちっこいちっこい彫金加工、修理:宮良加工所

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2012年07月31日

豆バフ作りメダリスト

台風接近中の石垣島。
最接近は明後日でしょうか?

今の内に仕事を進ませておきたい決意の矢先、いきなり長女・5歳が保育園不登校宣言。
まじかー!
でもまあ0歳から通わせてるしね、集団生活の苦手な子供だった父ちゃん、娘の願望が理解できなくは、無い。
仕事中は適度にホッタラカシ、昼は一緒にインスタントラーメンをすすりながら両親の仕事の重要性をとくと言ってきかせしていたら、サボタージュを満喫して気が晴れたのか、はたまた親父と二人きりに嫌気がさしたのか「明日は行く!」と・・・。ホッとした親父でありました。

さて、4年に一度のオリンピックですね。
宮良加工所では先日、4~5年に一度しか行われない、「豆バフ」大量生産が行われました。

豆バフとは?

金属の研磨の際にリューターの先につけて使う先端工具です。
自分は磨きが激しいのか?2~3個商品を磨くと消耗してしまいますが、一個100円位します。
御徒町の道具屋に行っても通販で買っても大体100円です。
ダイソーでも100円・・・
自分の道具群の中では、正直コスパかなり低し、です。
なのでケチな自分は数年にいっぺん大量生産を行います。

同じ様に、豆バフのコスパの低さに頭を抱える零細同業者の皆さん(いないか!)参考にして下さい。
そして、ダイソー関係者?の方いらっしゃいましたら是非3本で100円あたりをご検討頂きたい。

大きな使い古しのローンバフをミシンにてグルグルグルグル縫い、バフを硬くし、まとめます。厚みがありますが、根性とフォースで縫っていきます。家にある古い足踏みシンガーミシンを駆使してぶーん気合のヘコヘコです。


丸ポンチでほど良い小ささに型抜きします。


このようにポコポコ量産していったものにシャンクをつけまして・・


多少、このように石を削ってほど良きポゲポゲ感をだします。


完成!ピンぼけ失礼~左新品、右消耗品です。


このように量産したバフを惜しげも無く使いながら製作中!の房指輪の・・・

ご紹介は、また次回!来るなサオラー!!がんばれ日本!!!




  


Posted by 宮良加工所 at 00:05Comments(2)仕事道具

2012年07月22日

トリオdeミンサーペンダント

久々の商品紹介です。
と、言っても新作ではないんですが。
以前紹介した、ミンサー指輪トリオファミリーのペンダント達です。


もしも、商品たちがトイ・ストーリーのオモチャように口がきけるとしたら「おうおう彫金のおっさん!指輪はさっさと紹介したのにオイラ達は何でこんなに遅いんだ!怒り」などとブ~タレているに違いありません。3色そろって手元にあることがあまりなく、この1枚の集合写真がなかなか撮れずにいました。

トップの部分はプレートですが、チェーンを通すカンの部分は、実はリバーシブルで表・4つ星に対して裏・5つ星となっております。クドイ!と言われても見えないところまでアナタをミンサー責め。

指輪と同じくペアでもお使え頂ける様、3色展開です。

黒は、今回は燻しで仕上げたのをご紹介しています。


水色とピンクは、紫外線硬貨樹脂で色を乗せています。水色はクリアな色味

ピンクは、若干マットなで濃いサーモンピンクです。

<仕様>
シルバー925製 真鍮サービスチェーン(40cm)付
全長約50mm(下ミンサープレート39mm×幅8mm・上ミンサーバチカン8mm×幅4mm

価格・税込み¥5,000

指輪が好評だったので、作ったいきさつがあるペンダントですが、やはり男女問わずつけて頂けます。
そして、実はこのシリーズにピアスもあるんですが、こちらも3色なかなかそろわずご紹介が遅れています。汗興味のある方、お問い合わせ下さいましましまし、島マシ。(←意味なし)


  


Posted by 宮良加工所 at 20:17Comments(0)商品紹介

2012年07月15日

巡視船くだか・体験航海

夏本番な石垣島。
毎週のようにイベントが行われ、観光客の皆様を歓迎するかのように、連日カラリの灼熱地獄です。
不完全冷房な宮良加工所にお越し頂いたお客様、本当にありがとうございました。お土産お持ち頂いたお客様、スィーツおやじな自分は全部おいしく頂いております・・がどうか次回は手ぶらで!気軽に!お越し下さい。

さて、そんな石垣島の夏のイベント「みなとまつり」の一環で、」海上保安庁の巡視船「くだか」の一般公開に乗船出来ることとなりました。太陽にビビりながらも、無料に惹かれ乗船です。

今回、露光オーバーで写真がみずらいです~すんません

離岸を楽しみ、船内見学などしているうちに普段やっている訓練の公開の時間となりました。
甲板から見学していますと、前方から一定間隔で様々な大きさの4艘の巡視艇がやって来ました。
まず「はてるま」

そして、そのどの船も海保の隊員が直立でコチラに向かって並び・・・

敬礼!のポーズです。
自分、どちらかというと愛国心はかなり薄い人間ですがこの全員敬礼!にシビレてしまうのはやはり、「宇宙戦艦ヤマト」の内容を暗記する位影響を受けた世代だからなのでしょうか・・・。

さらに、海保のヘリコプター「通称・カンムリワシ」が遭難者を救助する訓練で、間近で迫力満点のホバリング飛行を見れたりと、

乗り物好きにはたまらん内容なのでした。

訓練が終了し、海からの風が来るとはいえ、直射日光を浴びているのがキツクなってきたので休憩室を利用して入る内に2時間の航海は終了。

乗船者の殆どは自分のような小さい子供連れ。中には妊婦さんも。無事一般公開が終了して関係者の方達は、いつもとは違う緊張が解けてホッとしているでしょうねー。お疲れ様でした。

甲板の窓から中を除いた食堂には、
「つらい きつい もうやめた では 人の命は 救えない」
みたいな格言が張ってありました。

超インドアな仕事・貴金属加工業の自分、と海の平和を守る海上保安庁の任務には全く接点はありませんが、趣味のラジコン飛行機クラブで何名かの方とご一緒させて頂いてます。エッヘン!(どや顔)












  


Posted by 宮良加工所 at 23:18Comments(0)日常

2012年07月10日

アメリカ世の名残、B円

先月のことになりますが、嫁子供が里帰りしていました。

久々に戻った、独身生活。
家の中を歩いていて、子供のおもちゃや放置された食べ物を踏んでノウッとなることもない。
リラックスして惰眠をむさぼっていると、ドーン!と体当たりで起こされることもない。
開放感の余り、食生活は飼い犬以下になりました~チョキ

まそんな生活の中で、仕事以外に空いた時間。やらねば・・と日頃思っていた片付けに手をつけることが出来ました。
自分の住まいは元々死んだ祖父母が住んでいたので、自分の知らないものがいまだ出てきたりします。

今回古い日本の紙幣や台湾ドルに混じって発見されたのは、いわゆる”B円”。

1945年から58年まで米軍が発行して、沖縄で使われた軍票(ぐんぴょう)です。ユンピョウ元気?
耳にしたことはありましたが、初めて実物を見ました。
家にあったとは。
ナルホド、今見るとサイズの小ささ・柄の乏しさなど、紙幣と言うよりは券とか票という感じですが、混乱した当時、現金として確かに流通したこれらB円に、人々は今我々が諭吉さんや漱石さんにするように一喜一憂していたのですね。

調べてみると、レートが米軍に都合良く設定されていた為、本土企業の沖縄進出が遅れた原因の一因ともなったようですね。


なんだ、マニーってただの紙切れじゃねえか!
こんなものにあまり振り回されずに生きようぜブラザー!


口が裂けても言えません。
ちなみに自分は犬の散歩中によく小銭を拾ってプチ幸せを感じています。

B円は、捨てずに取っておきましょうね~。

ちなみに嫁は、何故か実家にあったという白土三平の傑作漫画「カムイ伝」を持って帰ってきました。
かなりのボリュームです。読むのが楽しみだ←時代劇漫画好き

そんな訳で、やっぱり昭和なものの無くならない我が家なのでした。
(爆)





  


Posted by 宮良加工所 at 23:50Comments(2)日常

2012年07月03日

ダム大ムダ

タイトル大嘘です。ダムは必要です。水は大事です。

、、、ブログ久々の更新です。
何回も閲覧された方々、お許しください。

半年振りの久々のラジコンネタです。興味の無い方ごめんなさい。名蔵ダム祭りに当石垣島スカイスポーツクラブのA氏が水上機を飛ばすというので、見学にいってまいりました。

暑さのため写真が歪んでおりますことをお許しください

嫁と子供は通称「熱研まつり」に置いてきて一人でお昼後に名蔵ダムに向かいます。
炎天下の中、結構な人がおります。そんで水辺の祭りなのに大変暑いです。アームレスリングとか郷土芸能とか吹奏楽とかの皆さん大丈夫だったんでしょうか?さてさて人が集まるにぎやかな場所から少し離れた所にに見慣れたA氏の車があります。周りにいつもの名蔵飛行場メンバー&たまに来るメンバー数人が飛行準備&見学をしております。A氏の飛行機は2機、サンダータイガー製のARFのDHC-2ビーバーにフロート装着とテトラ製の飛行艇キットのツインマリナー15です。A氏は大変上手なモデラーです。ARF全盛のこの時代にとてもキレイに作ってあります。

まず最初にビーバーが飛行しました。

OSの55が載ってるそうです。
実は生でRC水上機を見るのは初めての自分であります。
重い機体で飛ばしにくいといっておりました。



次はツインマリナーです。OS15LA×2

小排気量の双発で飛行艇という悪条件をものともせず、軽快に飛んでおりました。


ツインマリナーをメンバーが交代で飛ばします。でも自分はビビリーなので見てるだけ、、、
でも楽しめました。暑かったですが

数回飛行の後、撤収となりまして自分は仕事で自宅に戻ったのですが、他のメンバーはそのままいつもの名蔵飛行場へ飛ばしにいったそうです。炎天下で相当体力を消費してるのに、、、皆50代なのに、、、
いや元気っすね~!!
興味のある方、土日の午後には大概誰かが飛ばしておりますので
是非名蔵飛行場までいらして下さいね~。



新聞記者さんが写真を撮っていたので翌日の新聞にのるかな~?と翌日の新聞を見ると、、、


載ってなかったっす、、、、。まあいいか  


Posted by 宮良加工所 at 02:10Comments(0)趣味

2012年06月20日

ペアのサンダルペンダント

台風4号(グチョン)の影響が無かったのでホッとしたのもつかのま、今度は台風5号(タリム)の影響を受けそうな予感の八重山地方。食生活への影響がちと心配ですが(沖縄本島からの船が来なくなるとスーパーの冷蔵食品の棚の一部はカラッポになるので)、なんくるないさ~。
週末は無事にハーリーや慰霊の日が迎えられると良いですね!

先週末は、八重山古典民謡コンクールが開催されましたね。新聞社主催のコンクールだけあって、合格者の方々のプライバシーは無きが如く、名前・顔写真などが新聞にバッチリ掲載されるので、毎年知ってる方やお客様の顔を見つけるのを楽しみにしています。以前、お客様が八重山古典民謡コンクールが他のコンクールとくらべて
「門戸が広い。よそから来ても、平等に演奏だけで評価してくれる」
とおっしゃっていたのが印象に残っています。
是非このままのコンクールであって欲しい。
そして、合格者の皆さんおめでとうございました。


さて、お仕事紹介です。
5年ほど前、三線ペンダントを買われたお客様からのご注文で、黒蝶貝サンダルペンダントを左右対称の対(つい)で製作できませんかというご相談でした。

色は赤・水色で一つずつ。鼻緒には、アルファベットの刻印ご希望でした。

内容にもよりますが、こういった商品のちょっとここをアレンジしたいというご希望にはなるべく答えていきたいと思っていますのでメールやお電話にてお気軽にご相談下さい。その場合WEB SHOPでの注文の仕方がわからない、といった声も頂きますが、自分のWEB SHOPは注文と同時に支払いが発生する、というちゃんとしたSHOPではない(笑)ので、見積もりをこちらから別途ご連絡させて頂くためのオーダーフォームとでも気楽に考えて下さいね。

お客様のご希望を伺っている内に、自分の製作の貴重なヒントを頂くことも多々ありますので、よろしくお願いします。(←同じものばかり作っていると飽きてしまう、というのが本音か?)
U様、どうも有難うございました。


  


Posted by 宮良加工所 at 13:26Comments(0)仕事

2012年06月12日

恋人の日にアコウの木の下で

6月12日。

恋人の日、だそうです。
お客様からお聞きして、ホンマですか?と調べてみると、確かにwikipediaには、

6月12日・・・恋人の日
ブラジルにおいて縁結びの神とされるアントニオの命日の前日であり、当国では恋人同士でフォトフレームを贈り合う習慣がある。日本でも普及を狙い1988年に全国額縁組合連合会によって制定。

とあります。知名度は今ひとつ?頑張れ額縁連合!

教えて下さったお客様は、以前三線ペンダントを購入下さった、内地から来た看護師さんのY君です。自分でも三線を弾くY君、その後も何度か遊びに来て下さり、彼女と結婚する際に贈る指輪を是非宮良加工所で作りたい、と熱く言ってくれていたのです。ロマンチストなところがあるY君ですが、オジサンは一応人生の先輩として、
「ドラマとかの様にプロポーズの際にいきなり渡すのではなく、ちゃんと相手の言質(げんち)をとること!見切りでGO!してお金と労力の無駄になったらトッテモ悲しいよ!」
という、リアリズム溢れる、かつ余計なお世話?なアドバイスをしていました。

構想からしばらくたった先日、目出度く彼女を連れて指輪のサイズを図りに来てくれました。しかし、熱いY君の熱い本領発揮はこれから。自分でデザインした指輪を彼女にサプライズでプレゼント→プロポーズとする計画を練っていたのです。描いて来て下さったデザインはコチラ。

難しいデザイン画は自分も描けません。オーダーの際にこういう具体的なイメージがあると大変助かりますです。

四葉のクローバーの真ん中にY君持込みのダイヤ、クローバーの葉にはミンサーの5・4(いつよ)模様を入れるということで・・。途中、七夕プロポーズが恋人の日に変更になり、慌てて完成させたのがコチラ。

いつよの刻印、見えますかね~。
タガネで打ったがね。
イニシャルは葉っぱの上では難しい為、リングの内側に打ちました。

ホワイトゴールドで製作しました。

この指輪をサプライズで渡すのは、とぅばらーま前夜祭が行われるアコウの木だそうです。
自作の詞を、八重山の言葉にして歌うのだそうです。
いやあ、ロマンチックですね。若いですね。こちらが照れますね。

Y君、どうも有難うございました。
末永く、幸せな家庭を築いていって下さい。

7月5日 追記です

一回アップした当記事ですが、その後Y君より諸事情によりプロポーズ延期の連絡を受け、非公開としていました。本日、八重山毎日新聞にY君のサプライズ作戦が2日に無事成功したとの取材記事が掲載されましたので、公開にさせて頂きました。おっちょこちょいの自分が、記事を削除してしまった訳ではありません、念の為。
  


Posted by 宮良加工所 at 20:53Comments(4)仕事

2012年06月02日

やがて来るさ~

真珠のピアスの加工です。普通のアメリカンピアスも、チェーンを入れることでより動きがでます。

お客様は、ネーネーと自分が呼ばせてもらっている程長い付き合いの、いつもパワフルなR子さん。2月に頂いた仕事ですが、取りに来たのは最近でした~。

ここ八重山では、ゆっくり時間が流れています。
お客様によって、自分の時間軸とにギャップが生じる場合があります。

お客様に電話して加工が終了した旨伝えると
「やがて回ってきましょうーねー」。
今日来るのかな?いや来なかったねー、今週かな?・・・と待っている内に一ヶ月、三ヶ月経ち、納品に一年近くかかるということは割とあります。
加工料を前もって頂いたら?とも言われるのですが、あまり自分の性に合わず、宮良加工所料金は頑なに後払いです。

ちょうど、ブログ開設から一年程が経ちますが、開設に際して自分は少し期待していることがありました。それは、宮良加工所『通称・放置プレイの加工品たち』の持ち主達が現れることです。
5年前、仕事場を自宅に移した時、お客様にはその旨お知らせしましたが、それ以前から連絡がつかないお客様が数名いらっしゃいました。気になりつつ引越ししたので、その後元の加工所に取りに来て
「キー!アタシの預けたものを持ったままトンズラしたわねー!」
と怒っている方がいるとしたら、ひょっとしてブログで消息をつかんでくれるかも!と思っていたのです。

残念ながら1年経っても「兄さん、ここにいたんだね!」と現れるお客様はいなく、放置プレイ箱の中身はなかなか無くなりませんが・・・。
先日、ひょっこりいらしたお客様はなんと、多分北京五輪の前に品物をお預かりした方でした。
ロンドン五輪の前に商品をお返しできて、何だかすごくホッとしました~。
ちなみにお客様のお住まいは、宮良加工所から車で10分かからない所です。汗
That's 八重山イズム!OK


宮良加工所も、このような八重山タイムにあまり染まりきらずに営業したいものではありますが~汗、はからずも逆にこちらの預かりが長期に渡ってしまっているお客様もまだ数組いらっしゃいます・・・キレないでお付き合い下さり、本当に有難うゴザイマス。
そして、「こここの日必着で!お願い!」というような自分の急ぎの発送を快く引き受けてくれる、元の職場の皆さんにも感謝です。
(前職は、運送業でした。この話は、また今度)
  


Posted by 宮良加工所 at 21:22Comments(0)日常

2012年05月27日

叩いたり、叩かなかったり

↓前回の記事で、家族の健康を祈りつつ・・・と〆ましたが、その時点で次女の体調が怪しかったのでリアルに祈っていましたが・・。結果、家族の健康とそれに直結する仕事状況、スリリングな週でした。

長女が真夜中に腹痛い~!と泣き出し久々に八重山病院の夜間診療にかけこんだり、そんな自分も体調不良で長女と仲良く並んでオエ~汗となったり、次女が伝染病の疑いで保育園から帰されてきたり(結局あせもと夏風邪でしたが)。

ハア~ぶーん正直作ってナンボの加工・製造業なので、作れない時間は辛いですね。
勝手に梅雨終了!と見ている暑い日々、体調管理に気をつけないとです。納品もギリギリではありましたが期日の決まっていた分は無事終了しそうでホッとしています。

さて、先日ネットでジーファーを検索しているとこんなものを見つけました。

アルミ製ジーファー型耳かき・850円ナリ。
テンペスト劇場版が公開された時のグッズのようです。
耳かきとしてはちょいとお高めですが・・・こういうアイディア好きです。
そう来るなら自分は、耳かき型ジーファーを作ってやる!って・・もう作ってるか!

してその時、ジーファーの記事に自分の商品のリンクを張ってくださっている方がいるのを知りました。割と最近なので、ひょっとしてそちらを見てジーファーの注文を下さった方や、検討して下さっている方もいるかと思います。読んでみて、製造方法を誤解される方がいたら困るな、と小心物の自分は心配になったので、以前も書きましたが、今日またここに書かせて下さい。
☆難しい用語の親切な解説☆  
鍛造(たんぞう)・・・日本刀を作る時のように、叩いてなまして作る方法
鋳造(ちゅうぞう)・・・キャストともいい、型に流し込んで作る方法


男性用のウシザシの製作方法

(花付の方):かんざし部分は鍛造です。花の部分は鋳造です。

(耳かきの形状の方):鍛造です。

女性用ジーファーの製作方法

(3寸3分):鋳造です。加工硬化を図る為竿部分を少し打ち出しています。

(4寸5分):鋳造です。2つに分けて鋳造してトモ付け(同じ品位のロウ材で溶接すること)の後、加工硬化を図る為竿部分を打ち出しています。

(6寸):スプーン状の部分は鋳造です。棹部分は鍛造です。トモ付けの後、加工硬化を図る為溶接部を打ち出しています。


簪の様な細長い形状を鋳造でつくると折れやすいのでは?と思う方もいると思いますが、いまのところ上記の製作方法でクレームはありません。
鋳造という方法は、大量生産体制という意味では彫金・鍛金と比べてあまり良いイメージ無いかもしれませんが、決して決してそんなことはありません。ここ宮良加工所の小さな鋳造機と小さな予算汗ではそうそう大量生産できるはずも無く、以外と作業の多い鋳造過程や仕上げ作業など全部自分がやっていますので、ホイホイ~と簡単に量産している訳でもありません。
(ちなみに、三線ペンダントやギターペンダントは鋳造で作ったパーツをロー付けで組み合わせて製作します。)

この方法が良い、というのは作り手さんのそれぞれの考え方もあると思います。
自分は、今まで習ってきたジュエリーメイキングの手法も用いています。
お客様には、是非知って納得した上で購入して頂きたいので・・。
製法について質問等ある方、お気軽にお問い合わせ下さい。

  


Posted by 宮良加工所 at 00:47Comments(2)仕事

2012年05月20日

シルバー簪(かんざし)セミオーダー

蓄膿完治し、子供達も元気に保育園に通い、大車輪で製作に集中出来た先週。
納品したのは、銀で製作した簪(かんざし)です。

フルオーダーではなく、商品として以前から作っていた男性用簪(ウシザシ)のアレンジです。
ウシザシは下の写真のように2本一組で交差させ、簪頭を前に差すものです。

(2本一組ではありますが、一本ずつでも販売しています。)

インターネットで、可愛らしく使いたいわけではなく、普段使いにさっと一本で髪をまとめられるシンプルな簪(かんざし)をお探しだったお客様が当加工所WEB SHOPに辿りついたとのことでメールにてお問い合わせ頂きました。
ご希望が
・耳かき状の方のヘラが無いもので、先端が女性用ジーファーのように尖っていて、5寸~6寸程度の長さがあるもの
と大変具体的だった上に、それ以外の部分はある程度おまかせ頂けたこともあり、お客様とはメールでのやりとりだけだったにもかかわらず大変スムーズに製作・お取引させて頂けました。

簪(かんざし)やピアスなどは、製作している自分(42才のオヤジ)が身につけようがないものなので、ある程度想像力をこらして製作することになります。
今回は、髪のすべり止めとなるであろうねじりの部分の位置と、ヘラではない頭の部分をすっきりシンプルにかつ装飾品としての鑑賞にも耐えうるものになるよう、自らの貴重な髪の毛はかきむしって減らしながら(冗談ですが汗)製作しました。




F様、有難うございました。お任せ下さり感謝しております。
メールでの注文はある程度賭け?な部分もあると思うのですが、想像以上の出来でした、とメールを頂きホッとしながら嬉しく思っています。

さあさあ、家族の健康を祈りつつ、まだまだ製作!来週に続くの巻。


 
   


Posted by 宮良加工所 at 18:14Comments(8)仕事

2012年05月12日

お帰り、お帰りコンキリエ

GWをはさんで、WEB SHOP経由で(当社比)たくさんご注文頂きました。有難うございます。

カンザシ、ジーファーを複数注文頂きさあキンコン叩くぞー!と意気込んでいたところ、頭痛を伴う鼻づまりにおそわれ、7年ぶり位に嫌々病院にいくと、先生は無情にもおっしゃいました。

蓄膿症だね!(レントゲン写真を指差しながら)白く見えてるのぜーんぶ膿(鼻汁では無く)。風邪こじらせたでしょ。」

膿、あんなにたくさん・・・とへこんでいてもしょうがない。ヘルプミー抗生物質。ということで随分復活してきました。一人で製作していることもあり、お客様にはお時間頂き大変申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さい。

さて、滋養をつける為?獅子の森にある、2年ぶりに営業再開したイタリアンレストラン「コンキリエ」にランチに行きました。
もともと、一年の内通年営業ではないこのお店。お休みがなかなか明けず、もう営業しないのかなあ・・・もっと食べておけばよかったなあ・・・と名蔵をウロウロする度に気にしてました。今年の3月、車が停まっている!と思って中にいた方に聞いてみると、4月の再開を目指して準備しています、とのことですごく楽しみにしていたのです。

お店の写真、撮ろうとしたのですが11時半頃からどんどん混んできて撮れませんでした。スミマセン。お店はきちんとメンテナンスされていましたが(ウッドワーカーくじらさんの手によるものでしょうか?いい仕事されてます)あの居心地のいい空間に大きく変わったところはないように感じました。
メニューも、嬉しいことに価格も同じ。頼んだのは

海老トマト

海老バター
石垣でこんなに海老(車海老じゃないよ)を贅沢に使うお店、他に知りません。
コスパかなり高し(大体800円位)の大盛りですが、自分と嫁はおよそ10~15分で

完食。ラーメン屋か?
他のお客さん並んで待ってるしね。来るまで多少待つので海を見ながらのおしゃべりはその間堪能しておいて、速やかに食べ、立ち去ります。
帰りの車の中で、2年間でドコカカワッタカ?について話し合いましたが、
 ・ウェイターさんがEXILEの人?みたくワイルドイケメンになっていた。
 ・コースターが無かった(外の席で、風が強かったからかも)。
以上しか見つけられませんでした。ほぼ、変わらずだと思います。

店の雰囲気・味・価格とここまで揃ったお店、再開嬉しいです。次は何食べようか!










  


Posted by 宮良加工所 at 11:20Comments(2)

2012年05月08日

プチ贅沢シーフード

ゴールデンウィーク前半、嫁の家族が遊びに来ていました。
彼等が釣り船に乗りましたら、爆釣したそうで・・涎を垂らしながら、ご相伴に預かりました。会社勤めしていた頃の知り合いに頼んで、居酒屋さんに持ち込んで料理してもらいました。ハイこちらドーン!

どや!(自分釣ってませんが)高級魚、アカジンミーバイや!
しかも特大。豪華ぶーん
初めて刺身で頂きましたが、びっくりしたことには、甘かったです。すぃーと。
九州地方の調味料のように、醤油が甘いのか?と最初思ったほど。
アラと骨は持ち帰り、翌日汁にして頂きました。イヤんまかったです。
他にも煮付け・味噌和えなど・・腹一杯頂きました。
ご馳走様でした。ありがとうお姉さん達。ありがとう居酒屋源さん。

そして後半、やってきたのは名蔵湾。
連休最終日・大潮・暑すぎずさわやかな晴天と3拍子揃っただけあってかなりの人達が潮干狩りに来てましたが、自分もかなり久しぶりに参戦しました。
ちんぼーら(小さな巻貝)ではなく、アサリ狙い!です。
こちらでとれるリュウキュウアサリ、なかなか美味しいんですよ。殻に比べて調理すると身がかなり縮むので、相当量採りたいところだ・・・。

一人でガリガリ引っかくこと2時間近く(一緒に来た家族はとっくに飽きてます)、途中、アサリの総決起集会の場面にでくわしたのか、これはアサリの湧く泉!?という位採れてしまい、完全に潮干狩りに没頭モードの42歳は子供の呼び声でやっと我に返ったのでした汗。自分はこのような地味ーな作業が心より好きなのです。
こんなに採っちまったよ。滅多にとらないので許して。

持ち帰り、酒蒸し&出汁はご飯を入れてリゾット風にして美味しく頂きました。

いつも、という訳には残念ながらいきませんが・・・自分達でとってきた自然の恵みで食事、というのはかなーり満足度高しですね!




  


Posted by 宮良加工所 at 10:38Comments(4)

2012年05月03日

地金づくり風景

GW初日に、まさかの梅雨入り宣言となった石垣島。
その後はさほど降らず、天気予報本日も大ハズレ!という毎日。暑い季節がやってきましたよ~。窓が無く、モーターで動く機械や鋳造装置のある当加工所、家族もお客様もいない時に孤独に熱中症で倒れるのだけは避けたい!という緊張感の漂う季節となりました。(エアコンを効かせる度胸・甲斐性は無し)

そんな中、GWスペシャルの今日はあえて火を使う地金作り風景レポにチャレンジします。(ネタ不足?)
火を安定させたいので扇風機も止めて行うこの作業。
モアーン。ぶーん
と熱気・臭気を放つ自分に、撮影協力をお願いした嫁がイヤーな顔をしますが、構わず参りましょう!

えー、本日は純銀のササブキを溶かしてシルバー925を作ります。
小さなコロンとしたササブキは、これはこれで味のある風貌ですね。

奥様、ここで材料計量です。純銀に7.5%の銅を混ぜて純度92.5%にする訳ですが、その比率をもうちょっと簡単にすると3:37。なので、まずササブキを37g
.
秤が汚いよアンタ!
という突っ込みは聞こえないフリをして、これに電気銅という純度の高い銅を3g足して、40gにします。この電気銅、三線ペンダントのスタンド(ブログのヘッダー写真に写っている奴です)の材料としても役立つ優れもの。

地金作りとは、簡単に言えばこれら材料を溶かして型に入れる作業です。

あれ?こういう記事以前も無かった?
と思った方、長い間読んで下さってどうもありがとうございます。心よりお礼申し上げます。デジャブーですヨ、と言いたい所ですが、その通りです。
細かいデティールがすこし違いますので、同じじゃん!という声はどうぞ心の中にしまっておいて下さい汗

こちらが、型となるアケガタ。縦型と横型がありますが、自分は縦型派でやんす。
大きさは調節できるようになってますが、1、5cmが自分の作業しやすいベストな長さですね。

作業机周りの散らかりようには、良い子は突っ込まないように!最近物失くしてませんから!(汗)

アケガタを、少し傾けて近くにセットしたところで、バーナーで温め作業開始.


最初は銀だけを温めていきます。純銀はなかなか液状になりにくいので、ゆっくりじっくり、さらにモワーンと汗をかきながら温めていきます。ハテ数分後・・・

色の感じとかで大体状態がつかめます。これくらいに溶けたら、銅を加えます。
熱で銀の溶けていくこの感じ、アレに似ています。


I'll be ba---------ck! (映画「ターミネーター2」より、シュワルツネガの最後の決め台詞)

くー、我ながら古いですね。
さて、銅も溶けトロトロになった皿の中、さらにカーボン棒でかき混ぜて確認したら、いざアケガタ!

自分が全ての仕事の中で好きなのは、この溶けた金属を流し込む瞬間なのですよ。同業者の方の意見も是非聞いてみたいものです。

流し込んだものを水でジュー、と冷やして完成。チューイングガム状のシルバー925でございます。


写真数が多い割には、どうレポしてもやっぱり地味な作業ですなー。
華美なアクセサリーの世界ですが、製作風景は殆どがこんな地味作業です。
金属によって融点が違いますが、融点の高いプラチナなんぞは、肉眼で見ると危険な為ゴーグルのような眼鏡をかけて行い、なかなかドラマチックに行われる、と自分では思っているので、今度はなんとか、プラチナの地金づくり撮影にもチャレンジしたいもんです。

(お知らせ)GWは5月6日まで、申し訳ありませんが休日とさせて頂きます。在宅の時間も多いので、事前にご連絡頂けましたら柔軟に対応したいと思います。よろしくお願い致します。















  


Posted by 宮良加工所 at 11:59Comments(2)仕事

2012年04月26日

Konoha Sakaiさんからのオーダー

八重山の自然をモチーフに、Tシャツや小物にイラストを描いてらっしゃるKonoha Sakaiさん。
昨年、自分がKonohaさんのブログを見に行ったのをきっかけに、(てぃーだブログの面白い機能:てぃーだブロガーさんのブログを見たときに、足あとを残す設定ができる)ジーファーを注文して下さいました。

その際は大阪在住でメールでの注文でしたが、また最近石垣に越してきたそうで(大阪以前は竹富在住だったそうです)、こんどは直接加工所に来て、お友達にプレゼントするピアスをオーダーして下さいました。
お友達は、以前気に入っていたのを失くしてしまったとのことで、それに近いものとのオーダーです。パッと見た感じ、耳にはさむ小さなクリップのようだったそうなので、ピアスホールの位置をお聞きしてから形を作っていきました。ピアスホールの位置は人それぞれなので、ピアスのオーダーはこういうところも計算に入れます。

仕上げにダイヤを留めました。正面から見ると形はわかりずらいのですが、横から見ると

ハーフパイプのようになっているのがわかるかと思います。側面には、2012の刻印をいれました。
キャッチ以外は、全部ハンドメイドで作りました。シルバー925製。

Konohaさん、有難うございました。
八重山病(やいまやまい)、というのでしょうかね?
内地に帰っても、目を閉じると青いさんご礁と赤瓦屋根が脳裏に浮かび、耳をふさいでもチャンカチャンカカチャーシーの音が聞こえてきてしまう恐ろしい病気だそうですが・・。

自分は、少し違う理由で石垣に引っ越してきましたが、(職種にもよりますが)賃金の低い八重山に、好きで越してくるKonoha さんのような真面目な若者を、市や町は大事にせんといかんなあ。

お知らせ:
4月28日(土)は終日お休み頂きます。
よろしくお願い致します。

     
GW中、WEB SHOPからの注文はお受けしますが、完成まで何日か長くかかる場合がございます。
何卒ご了承下さい。

  


Posted by 宮良加工所 at 14:35Comments(2)仕事

2012年04月22日

ニチュウの新入生?

こんにちは、ブログ更新滞りましたが・・・
生きてます宮良!
やめてませんブログ!

トライアスロン大会の為の強化合宿の為多忙で、とかだとカッコイイのですが汗そんなことは一切無く、日々に追われるままここまで放置してしまいました。更新滞っている間も見に来てくれた皆さん、どうも有難うございます。スミマセン気長にお付き合い下さい。

さて、4月です。皆さん、新生活初めていますか?
宮良加工所より徒歩3分にある石垣第2中学校・略してニチュウにも新入生達がやって来ましたね。BEGINの母校でもあるこの中学校、マーチングバンドが優秀なのでも有名です。コンサートを開くとチケットを買って人がやってくる位の実力の演奏部分・近所の自分はなんと聞き放題!ワハハハ!どーです羨ましいでしょう!(二日酔いの朝などはちょっと涙目←休みの日も朝から熱心に練習)

さて、そんなフレッシュな香り漂うニチュウ脇を先日通ると、グラウンドにこんな新入生が。


馬!



他の生徒さんの授業中、牧歌的にハミハミと草をはんでおりました。
やはり加工所から徒歩5分の八重山農業高校・略してノウコウにはよく、生徒と共に牛や馬が入学してくるそうですが、牛馬の高等教育にも若年化の波?

グラウンドでの体育授業中はどうしておるのか?など素朴な疑問はつきませんが・・平和な島っぽい話だね。

さて、今年も近づいてきましたゴールデンウィーク。
祝日は基本的にお休み頂きますが、急ぎの場合などはお問い合わせ下さい。いつものようにフレキシボーかつてーげーに対応いたします。

この間ビーチパーリーの会場としてよく使われる八島のサザンゲートブリッジ先に、PAC3の撤収状況を見物しがてら遊びに行ったときのこと、こんな標語をみつけました。

確かに!ビーチパーリーの後でも、こんなきれいな海にゴミも希望も捨てずにお持ち帰り下さい、皆様。




  


Posted by 宮良加工所 at 12:33Comments(2)日常

2012年04月13日

3寸3分のジーファー、完成!

今月号の「やいま」(南山舎発行)に、面白いとぅばらーまの詩が掲載されていました。以下引用。

黄金(クガニ)ぬ指輪(ウビンガニ)ん 吾(バ)な欲(ブゥ)しゃねえぬ 
銀簪(ナンツァヨウジ)ん 吾(バ)な欲(ブゥ)しゃねえぬ
ンゾーシーヌ とぅばらーま肝給(キムタ)ぼうり

(黄金の指輪も私は欲しくありません、銀の簪も欲しくありません。貴方の心が欲しいのです。)

渋いねえやいま。日本広しといえどなかなかこういう“伝統”に向き合うローカル情報誌はないのでは~。

高価なものとして歌われた、貴族が使った金の房指輪や銀のジーファー。
解説文には簪(かんざし)は沖縄ではジーファーだが八重山ではヨウジイで、髪差はカサシイである。耳掻き用はウシィダシィである。と続きます。

他にも身分による簪頭の違いなど、興味深い解説は続きますが、日頃使っている言葉ではないので読んでいる内に若干分からなくなってきました。どなたかジーファー文化に詳しい方いましたら是非教えて欲しいと思います。
いと奥深き琉球かんざしの世界よー。

さて、今回はドラマ「テンペスト」地上波放送記念を祝しまして?、小さめサイズのジーファーのご紹介です。

以前、八重山舞踊をされるお客様に3寸の簪の注文を頂き、製作したものに近いです。お客様は、雑踊り(庶民の生活を題材とした踊りのことです)に使うとおっしゃっていました。


左が3寸3分、右が以前から作ってきた6寸のジーファーです。大きさ比較の参考にして下さい。

約10cmの長さで、髷が留めれるのかな?と嫁に試してもらいましたところ、これ一本で髷を作るのは難しいが、作ってある髷に挿す分には全く問題ない、とのことでした。(個人差あるかとは思いますが・・・嫁は髪の毛多い人です。)

お値段です。一本5,000円(シルバー925 約10g)

いよっ!太っ腹!
ジーファーが欲しいと思っていたが値段が高くて手が届かなかったという方にもカジュアルにつけて頂けるのではないでしょうか~。これからの夏の季節、髪をアップしたたくさんの女子に付けて頂きたいものですよ。

お求めは、WEB SHOP、お電話、メールでもどうぞ!
  


Posted by 宮良加工所 at 08:59Comments(8)商品紹介

2012年04月05日

サンレレですよ、レレレのレ~♪

皆さん、サンレレってご存知ですか?
知っていると答えたアナタ、相当な沖縄音楽通では?
自分は全然知らなかったのですが、アルベルト城間さんのアイディアを元に、2009年に生まれた三線と弦とウクレレのボディを持ったマンチャー楽器なのだそうです。
最近では、あのきいやま商店も演奏しているとのこと。

興味のある方はこちらをご覧ください。→

昨年、三線ペンダントを購入いただいたお客様からサンレレペンダントを作れないでしょうか?と相談を頂きました。新しい作品として作ると、お時間も料金も結構かかってしまうので、三線ペンダントとギターペンダントのパーツを組み合わせるセミオーダーという形で如何でしょう?と話がまとまり、例によって納期は大幅に遅れましたが完成です!



ボディはいかんせんギターなのですが汗
面白いものが出来ました。
K様、遅くなりましたこと、申し訳ありませんでした。有難うございました。  


Posted by 宮良加工所 at 18:58Comments(2)仕事

2012年03月31日

赤ちゃんに乾杯!


海岸にて、最近騒がしいミサイル・国防問題を憂う哀愁の1歳児の背中。

約半年前、育休明けの嫁と交代で昼間自分が見ることになった次女。よろ、よろろ・・・とつかまり立ち、離乳食をチビチビ舐めていましたが、今では嫌いな野菜を食べさせようとすると、イヤイヤ~と首を振りながら軽やかに走って逃げていきます。成長したものです。

お蔭様で、来週から長女と同じ保育園に通うことになりました。

勿論、最初の内は慣らし保育で徐々に長く預けられるようになりますが、慣れた頃には病気をもらったりして、最初の頃はなかなか思うようには働けないのは長女の時の経験から学んでいます。それでも昼間の作業時間は大幅にアップできるかと思います。この半年間、オーダーを頂いたお客様には大変お時間を頂戴し、まだ現在お待ち頂いているお客様もいらっしゃいます。すみませんそして本当に有難うございます。
現在もお待ち頂いているお客様、決して忘れてませんので汗製作中、としか申し上げられないのですが、もう少しお待ち頂けますでしょうか?出来次第ご連絡させて頂きます。

さて、赤ん坊とすごした6ヶ月。オーダー製作は牛歩のような歩みになって各方面にご迷惑をおかけし、委託販売して頂いているお店にはほとんど在庫が無くなっているようですが汗なんとか仕事も育児も破綻?することなく続けてくることができました。

出生率は高い、待機児童も多いと言われる沖縄県。
自分が子育てする前は、行事の際に男女の役割がハッキリしている沖縄県において、育児は母ちゃんにお任せ、という父ちゃんが多いのでは?と勝手に思っていました。しかし、いざ育児人目線になってみると、そんなことはありませんでした。

父ちゃん達も、一生懸命育児に参加しています。
皆さん、つらいことも多いと思いますが、共に楽しみながら頑張りましょう。

わったー小市民が育児と仕事を両立しやすい世になるといいなぁ~と願いつつ・・・




  


Posted by 宮良加工所 at 09:58Comments(0)日常

2012年03月27日

玄米乳その後


飲み終わった後の瓶は、ココストアを含む販売店で引き取ってくれるそうデス。

何個か前のブログで惜しんだ、玄米乳を作っている新城さんご夫婦の引退。
その後新聞に、引退はするが玄米乳作りは後継者に引き継いでいく、という記事が載りました。
あー良かった。無くなる訳ではないんですね。
そういえば、以前新聞で、後継者募集をされていましたね。
自分もかなり心惹かれたものの、やはり宮良加工所に未練もあるので汗断念致しましたが、玄米乳作りには依然興味津々です。

よくご利用頂いているお客様のご実家が新城商店と耳にし、先日加工のお仕事を頂いた際、根掘り葉掘りの質問攻めにして玄米乳その後についての情報を得ることに成功いたしましたぶーん

後継者募集には、10件ほどの問い合わせがあったこと、その中から若いご夫婦に任せることにしたこと、お嬢さんの心配されていた配達の仕事などを引き継いでいっていること。新聞に記事が載って売り上げが伸びたこと。
そして、製造者だけが知る苦労話など。

やはり、一瓶120円の玄米乳で商売をしていくというのは大変なことですね。
奥さんが朝2時に起きて作った玄米乳を旦那さんが配達、という形で人を雇わずに続けてきたそうです。
後継者の方には、大変でしょうが是非続けていって欲しい。
そしてまだ飲んだことのないかた、是非お試しあれ。

根性なしの自分にはおそらく、ハードな玄米乳製造・販売は無理でしょうが、鼻の穴をひろげて
「もっと脚光を浴びても良い、本来この土地にあるべき商品だと思います!」
と語ると、お嬢さんは「じゃあ何かあったときの第2の後継者候補に挙げておくね」
とおっしゃって下さいました。ガッツポーズ

80歳過ぎまで健康で商売を続けた新城ご夫妻といい、いつもハツラツとしたお嬢さんといい、あながち瓶に書かれた「健康美容の素」というのは侮れない効果かもしれない。

自分もまた、買いにいっちゃおう。
  


Posted by 宮良加工所 at 22:47Comments(0)日常

2012年03月23日

中古な新顔



パッと見て、これが何だかわかる方、いますか~?

正解は

パール穴あけ機

です。

その名の通り、真珠を固定して穴を開ける為の機械ですが、それ以外の使い道は無いというのに、新品を正規に買うと6~7万位します。
正直、鼻血ブーな加工機械です。
今までは手で持ってリュ―ターであけておりました。貫通穴は確実にセンターにあけないといけないので、慣れ&コツが必要でした。


先日、何故かネイルのお手入れ器具という謎のジャンルにて、ヤフオクで超安値で出品されており、しかも自分が落札できてしまってビックリしました。

仕事や趣味のものに、オクは結構よく利用しています。ショップでのネット購入では、送料が沖縄離島だとそんなアホな、と思う位高いことが多いです。主に、佐川・福山などを使っている業者さん。内地じゃ安いのでしょうけどね、石垣までの送料の見積もりを出してもらうと、これじゃ安いところ選ぶ意味無いっすー、と唸ること多し。その点、オクはほとんどの場合対個人だけあって送付方法など、交渉できることが多いのが良いところです。

が、今回の出品者は古物商の業者さんだったのでやはり送料が高く、川崎の実家に送ってもらうことにしました。
実家には何かのついでに送ってよ、と言っていたのが先日届きました。

新品同様。(に見える?)
ワーイ!これにて真珠を使う仕事は時間短縮だぁ~はず!!
たまに真珠に穴をあける以外にコイツをイキイキと輝かせる使い道、募集中!

送られてきた箱の中にはクッション材として親父メイドの布ぞうりがどえりゃー入ってました。ひー助けてー。
そして、有り難いのは何といっても内地の新聞。

ラ・テ欄を読んだだけで八重山毎日新聞全ページ以上の情報量が!
写真がキレイ!(ほんとキレイッす)
執筆陣が豪華!
広告載ってる旅行が安い!

とワキャワキャ言いながら、シワをのばして、福音のように有り難くむさぼり読んでいます。(照)



  


Posted by 宮良加工所 at 10:47Comments(4)仕事道具